先日の休みの日。休日は家で勉強、を頑なに貫くうちの浪人生。

珍しく朝から自習室に出かけていった。目的は中学時代の友達に会うこと。


うちの子は、高校受験でも不本意な結果で、第一志望校には行けなかった。今日会ったメンバーはその高校を一緒に受験した仲良しメンバーで、うちの子以外はその高校に合格し卒業した。今はみんな、同じ予備校の、違う校舎に通っている。うちの子だけが…という時点で繋がりが切れてしまいそうなものだが、なんだか不思議な縁。


そっちの校舎の自習室で待ち合わせし、ごはんを食べに行ったよう。待ち合わせが自習室、というところが受験生らしくて笑える。スマホを解約した友だちもいる(すばらしい!)ので、自習室が一番確実らしい。

最近、ちょっと元気がなかったけれど、少し復活して帰ってきた。


友達の力って偉大。

うちの子は、第一志望校に行けなかったこととコロナ禍の影響で、気持ちが切れてしまった時期があって、それが浪人の理由の一つだと私は思っている。けれど、もし、高校受験のとき、第一志望校に合格していたとしても、やはり浪人したかも、と思った。どういう経過を辿っても、この子には、この一年は必要な一年だからこその巡り合わせなのかな、と。


だってね、翌日、


ここのところ、メンタルブレイクだったんだよね。なんかもう無理かもしれんって思ってさ。

でもさ、浪人を選んだのは俺自身だということを忘れかけとったわ。結局、なにかのせいにはできない。特にこの一年は。


出かけに、ぼそっと呟いて出かけていった。そんな風に自分と向き合ったセリフは、「ワンチャン、あるんじゃね?」が口癖だった去年の息子の口からは、どう転んでも出なかった。貴重な経験をしているんだな、と。結果が伴うと嬉しいなあ…