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杉山清貴&オメガトライブ / サマー・サスピション
1983年3月27日
第12回東京音楽祭世界大会@日本武道館



 


杉山清貴&オメガトライブ / SUMMER SUSPICION




杉山オメガのデビュー曲『SUMMER SUSPICION』
わたしが杉山清貴さんにハマるきっかけとなった曲ですが、
今までに何度もここで申し上げてるんですけれども
そもそもはこの番組(の再放送)を偶然観たことから
すべては始まりました



 


ザ・カセットテープ・ミュージック 
大阪イベント『大阪の人に知ってもらいたい8つのこと』


とにかくマキタさんとスージーさんの
言語変換能力が素晴らしくて、
おふたりの語りをいつまでも
聞いていたくなっちゃうんですよね
この動画の32:21~から始まる
「史上最高のメジャーセブンス頂上決戦」、
ここでマキタさんによって語られる
『SUMMER SUSPICION』の魅力を書き起こしてみました


 

「曲としてメロディとして
メジャーセブン性っていうのが
非常に音文一致して
すごく打点が高いと思うんですよ」



「サウンドにしてもメロディにしても、
気持ち――歌詞の中の気持ち、
全部 音文一致してスパーンと当たってるから、
スパークしてるんですよ。
そのあとにセブンスで
♬『Tell Me Why』
『なぜだーーーー!』っていうところにこう、
着地するっていうところがね。
すばらしくレベルが高く
僕は感じられるわけですね」




"音文一致"という言葉、面白いなと思ったのですが、
メロディが求めている詞がちゃんとのっているというか、
"名曲"と呼ばれるものはみんなそうですよね
ああ、オメガ本の中で
康さんも同じようなこと仰ってたな
以前も別の記事でアップしたことがあるんですけど、
以下、再び引用させて頂きますね

 

「林さんのメロには、"愁い"とか"悲しみ"とか、
そんな何かが隠れているのね。
ある有名な作詞家が、
これも有名な作曲家の作品を評して、
メロの中にすでに詞が全部書かれていて
自分はそれを削り出すだけっていうようなことを
言ってたけど、僕にとっての林メロも同じ。(後略)」
(『杉山清貴&オメガトライブ 35年目の真実』
康珍化インタビューより)




完成された楽曲というものは隙が無く、
それでいて自然で、無理なく聴けてすべてが心地好い
試行錯誤の上辿り着いたものだとしても、
そういう息苦しさを感じさせないんですよね



ここまで杉山さんの"歌"についての言及が
一切なくてすみません
いやぁ……もう、初めにアップした
生歌動画がすべてというか、
それこそ、スージーさんが番組内で仰った
「歌うまいですよね 杉山清貴」という
シンプルなこの一言に尽きるというか



わたしはもともとボーカリストに
"歌唱力"ってものはあまり求めていなくて、
"好きな声質"というのはありますけど、
たとえば多少音程が外れていて
声量が無いとしても、
その歌声「だからこそ」
魅力的に聴かせることができる、
という場合も多々ありますし
(それが「音楽」の奥深さ、面白さですよね)
ああ、だからその歌声に
"マジック"があるかどうかなんですよね
いくら歌唱力があっても、
マジックが感じられない歌は
退屈で仕方ないですから



そんなわたしですけど、
杉山清貴さんの歌に出会って
「歌がうまいということ」について
かなり考えさせられたというか、
新しい概念が入ってきたというか



大好きな矢野顕子さんのお言葉で、
「指先にピアノの鍵盤があって、
そこまで含めて矢野顕子」というものがあるのですが、
杉山清貴さんと「歌」の関係にも
同じようなことがいえるんじゃないかなぁと



この『サマー・サスピション』生歌映像を
地上波でもっともっと流してほしいです
これだけの才能に対して、知名度が低過ぎます
そのことがほんとうにもどかしくて、勿体なくて
ご本人はあまりガツガツされてない方のようなので、
周りがもっと頑張って~!
ほんとうに勿体ないですから!!





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