写真と文 じんぼけんいちろ

 

人気の果樹

レモン。最近は庭木としても人気上昇中の果樹。里庭に一本でも欲しい果樹だ。レモンは酸っぱい。とてもガブリなんて無理〜それって誤解なんだけどと言っても事実。だが自家製で育て上げたかのこ農園のケーキのようなレモンにはあてはまない。年間の適切な管理と手入れをしていればどこかのスーパーなどで売っている酸っぱいレモンにはならない(レモンは酸っぱくなければレモンではないとの方には不向きだが)。「実がつけば酸っぱくても良い」人も。かのこ環境大学の受講生やその他の方々から「花は咲くけど実がつかない」と言う相談が少なくない。何事も結果が得られないのには、それなりの原因がある。実がつかない原因だって同じ。花は咲くけど実がつかないのはレモンに限った事ではない。ウメやブルーベリーなどなど。無農薬を徹底。化成肥料は使用一切使用しなくても里庭果樹は主人の期待に応える。

 

2023、9、10

 

そよ風には強いけど

レモンの花は比較的大きい。花が咲く時期は4月中旬〜5月上旬(地域にもよるが)。この時期は南風が吹き荒れる日が多い。レモンの花が桜吹雪のように舞ってしまうこともしばしば。風対策は万全?

 

若きゃいってものではない

強く剪定を行っていかな胸に手を当てて考えてみてほしい。鉢植えならちょっとは許されるけど、地植えでの剪定のやり過ぎは絶対に禁物。だいたい、剪定道具を持つと切らなきゃクセをなくすこと。切れば強い枝が幹などから槍のように出てくる。木の若返りだ。樹木は「栄養成長」の段階を踏んで「繁殖成長」に入る。繁殖成長に入ると樹勢も安定して実をつけるようになる。ホームセンターなどで苗木を見てほしい。1本の棒のよう苗が根巻きして販売されている。実がなり始め、繁殖成長に入った木を切り過ぎるとシュートがいっぱい出る。つまり、ホームセンターなどで売っている苗を幹に沢山植え付けてしまったのと同じこと。

 

 

昆虫と仲良く

花粉の運び屋は色々。スギは風さんだより。ツバキ、サザンカは主に野鳥たちにお願いしている。では、レモンはと言うと昆虫の皆さん。昆虫が来やすい環境を提供してますか?収穫は総合的な管理によって大きく左右されてしまう。まだある。根っこを放置していませんか。里庭は共に生きる暮らしの庭。

 

 

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じんぼけんいちろ

ヤマセミのチャチャ