水辺の草地が年々多様化してきます。全ての草本植物類は一切移植などしておりません。ちょっと一休みしていく野鳥からのプレゼントや季節の海風が運んでくれた植物達。お互い自分の居場所を見つけて大満足だと良いけど。お水は雨水。作ってから池のお掃除はゼロでもアオコの発生も無しです。秘密はいっぱいあります。

 以前、ご覧になって方もいらっしゃるかもしっれませんが、NHKの番組でタレントさん達と都市公園の中に小さな池を作りました。池の水はもちろん雨水頼り。2年間お掃除なし。完成時に入れた3センチほどの金魚にも一切の給餌はなし。全て私のアドバイスで番組が進みました。2年後当時3センチの金魚は全長15センチに。ヤマアカガエルの卵塊も発見。番組終了し打ち上げの際にディレクターや関係者のみなさんから「ごめんなさい。実は最初は信じていませんでした。」そだと思っていましたよ。無理もありません。水辺の設置位置や方向、池の深さ、岸辺の植物の配置などをご存知なければ当然です。このような出来事があり皆さんとの信頼関係が生まれたことは大変嬉しく思います。

 

 かのこ環境大学の授業に出席され、実際に私が作った水辺をを観察された皆さんは目の前の風景が信じられないと繰り返されます。春はツマキチョウやモンキチョウ達が飛び交い水面にはヤマアカガエルの子供達がいっぱい。夏はヒメクダマキモドキやヤブキリ、ウマオイ、ヒメギスなどの姿。

 

 

みそはぎ、すいば、ぎしぎし。どれも元気いっぱいです。

2枚目の写真はヤマアカガエルとアカガエルのオタマジャクシがいっぱいですので苦手の方はご注意ください。

 

 

 

 

ヤマアカガエルとアカガエルの子どもたち。どちらの種も我が国の固有種です。