ご依頼先の緑地は静岡県の日本平の樹林地でした。

 

 

現地では過高木の処理の手順。フクロウやアオバズクなどの野鳥達が訪れる環境の整え方や針葉樹の倒木を防ぐ作業の方法などを解説いたしました。

 

北斜面の起伏に富んだ環境を生かした樹林や草地管理も具体的に解説させていただきました。

該当地は標高300メートルのなだらかな丘から駿河湾が一望できる日本平ホテルに隣接する見事な緑地でした。ミドリヒメワラビや見事なサンショウバラ圧巻でした。調査中アサギマダラ、ナガサキアゲハ。オナガアゲハ、モンキアゲハ。アオスジアゲハ。カラスアゲハ、キタキチョウ、ヤマトシジミなどのチョウ。目の前に現れたオオルリのオスは見事でした。深い谷からは優しいサンコウチョウの声。将来楽しみな緑地です。

 

 

 

 

春型(昨年の秋に蛹になり、今年の春に成虫になったもの)のジャコウアゲハが先日産卵にやって来ました。

 

 

 

ジャコウアゲハ専用の手作り植物区のウマノスズクサに産卵して飛び去って行きました。

 

 

本日幼虫は3回目の脱皮を行いました。あと2回脱皮すれば蛹に変態。8月の中旬には夏型ジャコウアゲハとなって無事デビューしてほしいです。

 

 

緑地と向き合い約60年。経験から学んだ木々の生態と環境。国内各地域で実践調査を行い、安全で生物多様性を目指した樹林地計画の作成と現地調査から「災害斜面崩落の発生原因の多くが人災である」事を示す事例を紹介しました。今後受講生自身が土地選びをする際に参考となれば嬉しい限りです。

 

「竹林は安全」無責任な発言が災害を拡大させています。講座では安全な竹林の保全方法を紹介しました。

 

尾根部で倒木。直下には住宅地。過高木対応で倒木は簡単に防げたのですが。

 

依頼された調査で全国にうかがい、災害発生をこれまでに相当数を未然に防いでいますが、残念なことに発生してからの対策も少なくありません。それでは意味がないのですが。

 

 

 

 

午後は樹木診断でした。

 

カシノナガキクイムシの被害発生状況と何故被害が出ているのかを解説し、予防方法を紹介しました。写真は被害にあったシラカシです。

 

大木を健全に若返らせる手法の手順を紹介しました。

 

 

講座では細状菌、モチ病。コブ病、スス病。不朽菌などについても紹介しました。

今年の春に挿木したミソハギが満開です。8年程前に敷地な中で見つけた小さなミソハギ。大切に育てて今では挿木で増やせるほどになりました。

 

 

6月〜10月近くまで花の時期が長いミソハギは昆虫達に大人気です。

 

ヤギや馬達のために作った小さな草原食堂にヤマトシジミ。

 

小さな草原は昆虫達が主役です。私たち里庭管理の人間は黒子。黒子は目立ちませんが大忙しですがとても満足。野鳥や昆虫たちも暮らしのパートナーとしてお付き合いする里庭の魅力は偽りのない自分に向き合える様な気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日、関東地方の梅雨明けとのこと。本格的な夏の到来です。朝の里庭農園のあっちこっちから虫たちの翅音が聞こえてきます。本日花粉をの運びやさんはトラマルハナバチさん達です。、

 

 

熱心に働く姿に感謝です。

 

おかげで今年もカボチャ、キュウリ、ゴーヤなどが沢山収穫できています。

 

 

 

1月。トビたちのカップル誕生。

2月は新居作り。完全木造のこだわり。

 

 

4月はお誕生ですね。

6月。まもなく実家を出るピカピカの一年生。ちょっと不安そう。の時期

 

 

7月。今日から里庭の住人の仲間。おめでと〜

 

本日(7月17日)親鳥の右側初列風切羽が落ちていました。羽柄(うへい:羽がないところ)と羽軸や羽根の乱れがない状態から考えて、生理落下(自然に落ちた)したようです。無事に子育てを終えた親鳥は古くなったものから新たな羽根を得て活動します。

 

野鳥たちの羽にご興味のある方は7〜9月の野外散策が様々な野鳥の羽根との出会いのチャンスだと思います。

 

イサキをいただきました。

早速3枚におろしてお刺身。塩焼きは鱗の除去。先日は大きなゴマダイをいただきました。三浦のご近所付き合いは、幼少期を思い出します。大きなヤマイモが掘れたり、収穫したシイタケをご近所さんにお裾分け。配達人は私だった。

三浦半島の暮らしは懐かしい心地よい暮らしです。

 

 

スイカやトウモロコシ、キャベツやダイコンなどが玄関先に。食材が豊かな地域は人の心も豊だと日々実感してしいます。お互い負担にならない心地よいキャッチボールができる暮らしに地域の豊かさを感じます。

 

ウシガエルが里庭ビオトープの池でブウーオ ブウーオ鳴き始めています。

まるで今年もよろしくお願いしますと言っているようです。

2024年現在、小さな池に暮らすカエル類はヤマアカガエル、アカガエル、ヒキガエル、シュレーゲルアオガエル、ニホンアマガエル、ウシガエルの6種類です。

三浦海岸はとても近いのですが・・・・海です。

このカエルたち。何処からどの様に辿り着いたのでしょうか。

野生は我々の想像を超えた世界で命が育まれている様です。

おいそれとはたどり着けない魅力を肌で感じることができるって、毎日が不思議に楽しのかも知れないいです。

 

ラオは今月下旬に長野県の放牧場に向かうため、本日より一時里帰りします。

 

 

振り向くこともなくワクワクしている様です。

 

馬運車に早く乗りたい様子です。

 

喜んで乗り込みました。

 

到着。坂の上の実家で一休みしてから長野に出発します。

 

動物の輸送は動物に不安を与えるような事は絶対禁物です。特に大型草食獣は不安から爆発的なパニックとなり生死に関わるような状況となることも。物理的な安全対策は当然ですが、これまでの様々な動物たちと関わって来て思うことは、精神的に寄り添う無言のリダーシップこそ重要と考えています。