小学生トレーニング



最近ミニバスで基礎運動を指導させて頂く機会があり子供達から沢山学ぶ事があったのでここにアウトプットさせて頂きます。


  • 体幹を上手に使えない。
 幼少期から色々な運動をさせてきて体幹運動には特に力を入れて息子に教えてきました。筋トレを教えた訳ではなく近くの公園での(少し裏山の様な環境)遊びをメインに土の坂道を登るや木に登るやジャンプしたり少し高い所から飛んでみたりアスレチックで遊んだり区のプールでただ遊ぶだけだったり家でトランポリンやぶら下がりなど誰でもできる様な事をしてきました。
 
 4年生ながら6年生と共に大会に出させて頂き他の子供達との違いは私がみるからに体幹の強さだけでした。リバウンドの時に身体が強いからか4年ながらかなりの本数を取っているように思います。身長も平均より少し高い位ですが取れます。

  • 丹田の意識
 体幹の強さは太っていれば当然強いのですがそれだけだとキレのある俊敏性は出ません。おへその下の意識と内、外腹斜筋や腹横筋などの腹圧をコントロールする筋肉に常意識を残すイメージ、それと腸腰筋の運動自由を与え四肢の脱力にて視点を中心に集める事をする。
この感覚はとても繊細で高い意識を無意識の中でおこなえるように鍛錬が必要なのだがこの鍛錬は幼児期から始まっている。

 キレは丹田に力が溜められてないと四肢を一生懸命に使う為、体幹部の動作が遅れてしまう。重心外からの動作となり遅れた分取り戻すのに時間がかかってしまう。

  •  プランクをやらせても…
 プランクは止まった状態での姿勢保持なのだがこれが出来ない子供が沢山いる。これはハイハイなどの中でもかなりおこなわれる運動なのだが小学生は骨盤が後傾したり前傾したり中間位を保つ感がかなり低い。更には四肢を動かす事を催促するとすぐに潰れるか腰痛を訴える子が多い。
それほど骨盤中間位を保持する事が苦手なのであろう。

 最初の話に戻ると幼い頃山遊びしていた子供は反応や反射が良いように思える。不整地での山走りはかなり大変な体幹運動で遊びの中から学ぶ事ができジャンプからの着地はより大きく筋肉を使わないと怪我してしまう。四肢での筋力ではかなり無理があるので本能的に体幹に意識が入るのであろう。

  • これが出来ない子供達に指導する大変さ
 指導していて出来ない子供に指導する事がもっとも勉強になるのだが基礎運動の説明は更に困難で子供達もよりつまらない話になる。理解しようと必死な子供、飽きてじゃれる子供、話は聞いているが意味がわからない子供、出来ていないのに出来たつもりでやっている子供。
わからないなら自信を持って質問して欲しいのだが
質問の仕方すらわからない子供が多く一方的にお話をする事になる。

今の小学生は疑問に思う事はないのかな?と思い色々話をさせて頂くと沢山の疑問を持っていた。

  • 何故質問しない?
 自分の質問で時間をかけてしまうと悪いことをしているかの様な意見もあり世の中忙しい人が多く子供達が質問や意見を言いにくい状況になってしまっているのだと理解した。

 こちらとしてはこれを理解してこれができれば
正しい姿勢
 で、運動ができて

運動効率が上がる
🟰
キレがでる
 
 子供達は基礎運動に重要視していなくプロ選手に近づけば基礎運動効率を上げるトレーニングをより考えておこなう。

本来体育でこの様な指導を受けさせると良いのだが学校では体育はオリエンテーションでしかない、むしろお楽しみ時間の一環である。

現在息子には考える運動、意識する運動、目的を持つ運動を教えている。ただ本当に伝わらない日々であったが学業も頑張ってくれているおかげで考える力がかなりついてきた。見てなんとなくできる事より理解して意識して運動できる様に少しずつなってきて嬉しい。

私も子供達に教えてもらう事ばかりで楽しい。
より面白く工夫できる様に努力しなくればならない。