昨夜、MODE『かもめ』を観てきた。
http://www.owlspot.jp/performance/101027.html

いやー!
面白かった!


かもめは言わずと知れたチェーホフの作品で、全て違うカンパニーで、もう何度も何度も観てきた。

でも、MODEのかもめが一番面白かったな。
断トツで。

演出の松本さんは、チェーホフの演出で知られる人なんです。
今回も、あうるすぽっと主催のチェーホフ誕生何十周年祭記念公演で、いくつかの招待カンパニーで上演されているのだが、日本でチェーホフの演出といえば松本さんなので、呼ばれたのであろう。

嬉しかったのが、違うカンパニーで新進気鋭というカテゴリーで、俺の先輩である中野さんも演出をしていた。
中野さんも尊敬に値する先輩で、とても面白い。


話を進めよう。

昨日観たかもめは、とてもわかりやすい。
それは、単純な意味でなく、本質を捉えているのだと思った。
本質をとらえないままの作品は、翻訳作品でありがちな、難しい、つまらない、長いという印象を与える。

何故、同じ台詞を喋っているのに、昨日のかもめはあんなに伝わったのか?
それは、演出がしっかりと本質を捉えている事と、出演者の素晴らしい技量に支えられている。

みんな、めっちゃ上手い!
特に男性陣の演技は素晴らしい。
その分、年齢は高いのだが(笑)
若手が30代後半だからね(笑)


そして、群像劇の面白さ。
それぞれの登場人物が色鮮やかで、観るもの(観客)によって主人公ですら違って見える。
これは凄いことである。
トレープレフとニーナの物語ではないのだ。
いや、そんな事は常識なのだが、初めてそれを感じさせてくれるかもめだった。
農場の支配人ですら鮮やかな人物である。
俺、ブラボーのくだりしか覚えてなかったけど、こんなにオモロイ人物だったんだ(笑)


上手で魅力的な俳優ばかりだったが、個人的にはトレープレフとマーシャが好きだった。

今日の昼が千秋楽である。
お時間あれば是非。