昨日実家でウロウロしていて、壁に立てかけていたお琴が目に入りました
母の代からずっと使っているお琴で、ここ最近はずっと立てかけたまんまだったので弦も緩みまくっていましたが、妙に弾きたくなって、なんとか調弦して少し弾いてみました
久しぶりに弾いてみると
「お琴っていいなぁ・・・
」
としみじみ・・・
『六段の調べ』という曲を弾いたのですが、これはピアノでいう『バイエル』や『ソナチネ』と言ったいわゆるお琴の基本の曲です
宮城道雄の『春の海』とおなじくらいお正月にはよくかかっているので耳にしたことのある方も多いかと思います
基本だからこそ完ぺきに弾きこなすのがとても難しく、お琴の基本がぎっしり詰まっているので、弾けないと他の曲もうまく弾けません
10年以上続けていましたが、何度弾いてもやはり難しいこの曲
頭が柔らかい頃から弾いていたのでなんとなく指が覚えてはいるのですが、昨日は3回弾いてもう指が痛くなってしまいました・・・
情けない
お琴はず~っと同じお師匠さんについてお稽古していたのですが、ひょんなことから疎遠になり、ここ3年くらいお稽古していませんでした
なんで疎遠になったか。
もうはっきり覚えていませんが、お互いがなんとなくお互いに不満を持ち、誤解し、なんとなく疎遠になったように思います
(それぐらい公私ともによくお世話になったので、色んな私情も含んだように思います)
でもやっぱりお琴に触ったり、実際弾くと、もう一度お琴を弾きたいなぁと思うし、弾いているうちにだんだん、今までなんとなく
『もう二度と会いたくないなぁ』
なんて思ったことすらあったお師匠さんにものすごく会いたくなり、思い切って電話してみました
齢70をゆうに越すお師匠さん
電話するとすぐに私だとわかってくれ、今まで疎遠にしていたのがうそのようにたくさんおしゃべりをしてくれました
膝や首の調子が悪いこと
おばあちゃんの3回忌が過ぎたこと
まだ学校稽古に行っていること
いままでお師匠さんに抱いていた『負』の感情を、自分ですごく恥じた時間でした
きっとお師匠さんも私と同じように私に対して『負』の感情をもっていたに違いないのに、おくびにも出さず、ただただ久しぶりに聞く弟子の声に喜んでくれ、会いたいとも行ってくれました
頭が下がる思いでいっぱいになりました
そして反省・・・
きっと時間が解決してくれた、というのもあると思いますが、やっぱり人間の器のちがいだと感じました
お師匠さんからすると『勝手』かもしれませんが、昨日の電話でなんとなく和解できたように思います
来週はチビと一緒にお師匠さんとランチに行きます
お師匠さんの膝がよくなったら、また稽古をつけてもらおうとも思っています
そして今までの穴埋めをするべく、しっかり『お師匠孝行』をしていかないといけないなぁと思いました![]()