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KANO空感設計のあすまい空感日記

愛知県岡崎市で、自然素材と節電の家づくりをしているKANO空感設計。 「空感=空・自然を感じる・感性豊かな」木の家を中心に、建築家男女の視点から提案。

http://www.kano-cd.jp

「回廊の家/岡崎」のお施主様と照明や色決めの打合せをしました。

その後、現場へ。
いぶし瓦がどんどん葺かれています。

この家の屋根の断熱は一般的な天井断熱ではなく、屋根面で断熱を行う、屋根断熱です。

屋根断熱材の自然素材ベースの現場発泡ウレタン アグリ を吹付る前に、遮熱空気層を設ける、遮熱パネル(フクビ 遮熱パネルーフ )を屋根の野地板下に張っています。

パネルには遮熱フィルムが張ってあります。
古民家スタイルの「刈谷の懐/廻の家 」の1年点検に行ってきました。
外壁や内壁のしっくいは、きれいなままでした。

お施主様から、1年を通しての住み心地をお聞きしました。
夏は風通しがいいそうです。
高窓から風がよく入って、抜けるそうです。

冬は、居間の東と南に設けた廻り広縁の雪見障子を全閉して、暖房空間を小さくしてすごすそうです。
階段吹抜上部のシーリングファン(天井扇)を回して、階段上へあがってしまう暖まった空気を1階へ下しているそうです。
床暖房はなく、輻射式遠赤外線セラミックヒーターのサンラメラを使っています。
縁側、深い軒や庇など古来からの民家に見られる、日本の気候や風土に合わせた家のつくりようは、現代でも有効だと思います。
名駅のウィンクアイチで開催された、日本エネルギーパス協会 主催​のエネルギーパス の講習会に行ってきました。
エネルギーパスとは、車と同じように、住宅の「燃費」を​表示することができる「ものさし」です。
「床面積1㎡当たり、何​KW時のエネルギーを必要とするか」を示すものです。
それは、すなわち、光熱費に関係してきます。

例えば、30kW時/m2の燃費性能をもつ床面積100m2の家の場合、一年間で必要な冷暖房エネルギーは3000kW時です。
この家のエネルギーを全て灯油で賄う場合は一年間で300Lの灯油が必要です。(10kW時の電気は1Lの灯油と同じエネルギー)

日本で現在、唯一稼働している北海道泊原発が、5月に、点検による稼働中止となれば、日本に稼働原発が一機もない状態になります。
火力発電がその主な代替発電となりますが、CO2排出や原油価格高騰問題など、課題はあります。
太陽光発電や地熱発電など再生可能エネルギーは、すぐには、代替発電にはなりません。
そこで、国民一人一人が、節電を心掛ける必要があります。
節電が義務となる時代に突入したのです。

エネルギーパス制度は、 2008年ドイツをはじめEU全土で義務付けとなっていますが、​日本は出遅れており、まだ義務付けはされておりませんが、いずれ​そうなります。
今までは「スマートハウス」のように、パッと見、太陽光発電パネ​ルが乗っているなど、「エコそうな」住宅が売れていましたが、こ​れからは、数値で比較されるため、建物やサッシなどを断熱強化し​たり、パッシブデザインにより積極的に、冬の日射取得などの自然​エネルギー利用をした、「実際にエコな」住宅が売れる時代になる​と考えています。

そうすると、どうなるでしょうか?
ハウスメーカーや工務店や設計事務所などの住宅産業は、競争原理が働き、他社よりいい数値のエネルギーパスの住宅をつくるようになり、それが、低エネルギーやゼロエネルギー住宅をたくさん世の中につくりだすことができるのです。

これは、新築に限りません。
エネルギーパス制度が導入されれば、断熱改修リフォーム需要が喚起され、内需拡大にもつながっていくのです。
事実、EUがリーマンショック後に行った経済政策は、エネルギーパス制度の推進や断熱リフォームへの手厚い補助金制度だったのです。
「囲む家/安城」のお施主様と打合せしました。

前回打合せで、6案+各案バリエーション数案の中から、プランの方向性が2案に絞られてきたので、その2案をさらに検討発展させた案としての2案を作り、各案の模型を作ってお見せしました。
模型だと分かりすくていいねと言っていただけました。

上の写真の案の方向で進むことになりました。
「元氣の家/豊川」の現場へ。

お施主様と施主検査、設計検査を行いました。
サッシのたてつけをチェックしたり、直してほしいところを指摘しました。

外縁(ウッドデッキ)に、手摺や物干金物が設置されました。

外構工事の舗装やフェンスの設置を行っていきます。