「元氣の家/豊川」 木の外壁の塗装 | KANO空感設計のあすまい空感日記

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愛知県岡崎市で、自然素材と節電の家づくりをしているKANO空感設計。 「空感=空・自然を感じる・感性豊かな」木の家を中心に、建築家男女の視点から提案。

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「元氣の家/豊川」の現場へ。
外壁の南面は、木の板を張ってあります。

ノーザンホワイトシダー という、北米産の木ですが、耐候性に優れています。
これに、外部保護塗料として、ウッドロングエコ を塗装しました。
長持ちする塗料なので、メンテナンスの観点から、よく採用します。
残念ながら、1色しかなく、透明に近いのですが、塗ると最初は茶系です。
塗る木にもよって、多少色のつき具合が変わります。
今回塗った木も、柱のヒノキ、梁のベイマツ、軒天や破風板の杉、外壁のノーザンホワイトシダーと4種類あります。
ヒノキは、色がのりにくいです。

経年変化で光や雨が当たるところは、シルバーグレーの落ち着いた表情に変わっていきます。

ノーザンホワイトシダーは、がさがさした面をおもてにして塗っています。
日本の感覚では、裏のつるつるした面を塗ったほうが、きれいでいいように思われますが、北米では、これが一般的です。
がさがさした面は、表面積が大きいので、濡れた木が早く乾きやすいという特徴があります。
ワイルドな味わいがあります。

ノーザンホワイトシダーを張った、南面は、1階では、外縁の大きな庇が、2階も深い軒があり、もともと雨には濡れにくいようにはしてあります。

ガルバリウム鋼板もそうですが、木の外壁は、窯業系サイディングよりも、板と板とのジョイントに使われる防水シーリングを使わず、サッシなどの廻り程度しか施工しないため、シーリングを減らすことができます。
紫外線劣化しやすく、耐久性のよくないシーリングを減らせるので、シーリングの打ち替え箇所が少なくなります。

木の外壁のいいところは、特に日射が厳しい夏に、外壁に当たった日射熱や輻射熱をある程度、遮断して、室内に伝えにくいという点があります。
窯業系サイディングなどの新建材は触ると熱かったりしますが、木の外壁がそれほど熱くないのは、内部の繊維に空気を含んである程度断熱性能をもっているのだといえます。

また、変色や風合いが変っても、それが味わいとなるのがいいところです。
木のぬくもりを感じられ、癒しと安らぎをもたらします。