「(仮称)岡崎の住宅」改め「回廊の家/岡崎」にタイトル変更 | KANO空感設計のあすまい空感日記

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愛知県岡崎市で、自然素材と節電の家づくりをしているKANO空感設計。 「空感=空・自然を感じる・感性豊かな」木の家を中心に、建築家男女の視点から提案。

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「(仮称)岡崎の住宅」は、年明けから本格着工したので、この家に、名前を付けようと、お施主様と相談しました。
この家の一番の特徴である、中庭にちなんだ名前がいいと思いました。
その結果、「回廊の家/岡崎」と決まりました。

中央棟と南棟との間に、大きな和風の中庭があり、2本の「渡縁」(わたりえん=渡り廊下のこと)でつながっています。模型は過去ブログ参照
ただつながるだけでなく、南棟にも、中庭側に、廊下状に仕切れる空間(縁側)があり、中央棟と南棟をぐるぐる回れるようになっています。中央棟の南側はLDと広縁。

「回廊(かいろう)」という言葉には、中庭があって、まわりをぐるぐる回れるイメージがあります。
「中庭」という言葉を使わないで、中庭をイメージする言葉として、ぴったりだと思います。
「中庭回廊の家」ではくどいと思ったのです。

ただ、「回廊」には、洋のイメージもある(古来からの日本の民家には「廊下」はない)ので、「回縁」にしようかとも思ったのですが、「刈谷の懐/廻の家 」のような「縁側」が、上屋の回りにぐるりと巡らされた空間「まわり縁」を意味する言葉になってしまいます。

↑法隆寺などの日本古来の寺院建築でも、庭のまわりなどに「回廊」はあるので、やはり、これに決めました。
ただし、この家では、外部空間の「回廊」ではなく、室内空間の渡り廊下ですが、中庭に大きなガラス面があり、開放されています。

同じ読みで、「廻廊」という漢字も考えましたが、「回」という漢字のもつ形そのものが、中庭と回廊に見えるので、「回廊」のほうがいいと思いました。
シンプルで、読みやすいですし。

タイトルを決めることができて、すっきりしました。
タイトルは、家のコンセプトを明快に、理解してもらうために、重要だと思っています。
お施主様にとって、より、家に愛着がわくんじゃないかな。

タイトルを付ける時期はいろいろです。
最初の計画案を出した時に、付けることが多いですが、今回のように着工時に付ける時もあります。

また、今後も、タイトルを付けられるような、特徴のある家づくりをしていきたいなと思います。
どこにでもある、ありふれた家ではなく、世界でひとつだけのオリジナリティーのある家にしたいです。

打合せでは、外部を中心に色決めをしました。
いぶし瓦 と、そとん壁 が味わい深い外観になると思います。