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kanoaina(カノアイナ)ですニコ

わたしらしくゆる〜く綴る、
アラフィフ主婦のブログです

 

 

 

 

前回のブログの続きです。
 
 
午後10時をまわってから
病院を出た母と妹、私。
 
 
一旦実家に戻ったものの
話しをする氣力は残っておらず、
私は自宅に戻りました。
 
 
 
待っていた夫に
ここまでのことを話して寝てもらい、
ひとりぼんやり考えました。
 
 
延命治療をどうしていくか・・・
 
 
もちろん私だけではなく、
母や妹の思いもある。
 
 
そして、
父はどうしたいと思っているのか
 
 
急変から脱したとはいえ
予断を許さない状況で、
人工呼吸器が外せない父に
確認のしようがないのに・・・
 
 
 
なんともいえない、
重たいものが、
 
ずっしり、どんより、
のしかかってくる
 
 
 
 
そのとき、
母方の祖母が亡くなったときを
思い出しました。
 
 
入院していた祖母が急変し、
母のきょうだい、その子供たちが集まり
祖母を囲むように見守りました。
 
 
そのまま数時間経った頃
医師と看護師さんがやってきて
意識のない祖母を診察しました。
 
 
そしてモニターを指しながら、
すでに心臓は動いていない。
機器の影響で脈がふれてるようにみえるだけ
と説明されました。
 
 
そして
母とそのきょうだいに
機器を外す判断がゆだねられました。
 
 
声をかけても、もう反応しない。
身動きひとつするわけもなく、
機器に繋がれているだけの祖母。
 
 
 
母ときょうだいは一言二言
言葉を絞り出し、
やがて医師から
祖母が命を全うした確認を受けました。
 
 
そうだ
 
これが私にとって
命が全うされたと思える基準だ。
 
 
 
 
 
 
翌日また実家に向かい、
3人それぞれの氣持ちを
出し合いました。
 
 
母も 妹も、
私とおなじ基準を持っていました。
 
 
 
決めることで、覚悟が出来る。
 
決めることで、前に進むことが出来る。
 
決めなければ、始まらない。変わらない。
 
 
 
これからもまだまだ、
父から教えられることは続いていきます。
 
 
また時折、
綴らせていただきたいと思います。
 
 
 
 
お読みいただきありがとうございます。
 
 
 
またお付き合いいただけたら、
うれしいです。