流行してきましたね。
『厚生労働省の調べによると…』って
ニュースで聞いたことありませんか？
全国に定点となるクリニックがあり
毎日、患者さんの数を数えて
一週間に一回、厚生労働省に報告しています。
私が勤めているクリニックも
この定点になっています。
今は、インフルエンザのA型が流行しています。
今年のインフルエンザA型は
吐いたりする方が多く
胃腸炎かな？と思っていて
熱があるから念のために
インフルエンザの検査をしてみると
陽性ということがあります。
また、吐いたり、下痢したりしている
胃腸炎でも、39度近い熱が出ている方も
いらっしゃいます。
とにかく、
お熱を出される方が
多くなっています。
念のため、インフルエンザのおさらいです。
インフルエンザの検査は
発熱から最低でも
8時間経過していたほうが良いです。
クリニックによっては、
12時間以上たっていないと
検査をしないところもあります。
お熱が辛くても
12時間くらい待てそうならば
しっかり時間をおいて検査をした方が
検査の精度が上がります。
12時間待っている間に
ぐったりしちゃった
急変した
脱水症状になっていた…なんてことに
なっては大変です。
発熱からの時間が短くても
受診をさせてらうことがあります。
検査はできませんけど
胸の音をきいたり
のどをみたりと、診察をしてもらうだけで
別の病気が否定されたり
話を聞くだけでも
親御さんが安心するからです。
受診して、いったん家に帰り
夕方、もう一度、
検査しに来てもらうこともあります。
インフルエンザは
合併症などで脳炎を引き起こす
怖い病気だということを
おぼえてください。
夜寝るときも
すやすや眠っていれば良いのですが
顔色が悪かったり（白かったり）
肩で息をするような
いつもとは違う呼吸だったりと
いつもと、明らかに違う様子だったら
迷わず
救急車を呼んで、病院に行ってくださいね。
様子を見すぎは、よくありません。
夜中、可能であれは
何時間かお気に
お子さんの顔色や様子を
よくみてあげてくださいね。