私は西欧型の「緑の党」にさして興味があるわけではないが、日本でも俄かに脚光を浴びてきた。日本に以前から存在する「緑の党」が色々問題のある組織なのでイメージは悪いが、こういう勢力(あくまで西欧型の本家のことですよ)が一定の数を占めることは大切なことなのかもしれない。


今、私は新聞をとっていないので、マンションの1階にあるローソンに朝日と産経を買いに行く。

一昨日の朝刊に文化人類学者の中沢新一氏、社会学者の宮台真司氏、
狩野久光のブログ

歌手の加藤登紀子氏が名を連ねている中、写真の後ろに鈴木邦男氏の姿があった。

なんだか非常に嬉しかった。


鈴木邦男氏は、正当な評価をされていないと思う。右の人は歯がゆい思いをするだろうし、左の人はやはりこれまでの経緯もあって信用しないのかもしれない。

しかし、それを差し引いても、私は鈴木邦男氏は、今の日本における知の巨人だと思う。私は氏の単行本はほとんど読んでいるし、連載も可能な限り手に入れるようにしている。


問題意識の示し方が絶妙だ。そして、口だけの評論家ではなく、実際に自分で試してみる。朝鮮問題もそうだ。実際に平壌に渡って、意見交換・討論を繰り返して自分の考え方を固めていく。

自虐的な物言いが目立つが、それも、読者への敷居を低くする技術ではないか?そう感じる。


河合塾で現代文の先生をされているが、こういう人に教わったら伸びるだろう。