月島3丁目市街地再開発事業(工事)が始まってはや2年になります。そこで、この2年を振り返ってみました。まさに「地元の」しかも想定していた以上の「大規模な」事業で、周囲のマンションの各管理組合・自治会の皆さんと協力しながらの試行錯誤でした。

 

 

 

月島市街地再開発事業(北&南)…2つの再開発が同時進行で大丈夫なのか?

 

中央区議会議員、青木かのです。

中央区では、複数の市街地再開発が進んでいます。

月島3丁目でも、まず北地区が始まり、今後南地区が始まります。

 

大規模な再開発ですので、工事開始の段階になり、地域住民のみなさんにとっては不安なことも多いようです。

 

たとえば、月島3丁目北地区再開発。

現場から大量の「汚染土」が大型ダンプカーによって運び出されるのですが、大型カーが目の前の通りを通る時の「振動」が予想以上に大きいのです(後日、震度計を使って測定する予定です)。

 

実際に、沿道にある戸建て(3階建て)の3階で体験しましたが、地震かと思ったほどです。今、区の担当者(建築課)と、建設会社にさらなる対応策を要望しているところです。

 

多くの大型トラックが工事が始まる午前8時前から、その時間より早めに現場へ着いてスタンバイしています。

この大型車両が走行している時間帯は、子どもたちの通学時間にも重なります。

 

 

(晴海一帯)

 

今後、月島南地区の工事が本格的に始まると、状況はもさらに悪化すると考えられます。

改善策として

〇ルートの変更

〇ルートの分散化

〇警備員の増加等が上げられます。

 

さらに心配な情報が。

月島3丁目では、隅田川の舟運も活用していました。

 

 

隅田川テラスに設置されていた機材

 

ところが、今後隅田川の水深が浅くなるため、6月から船での運搬ができなくなるのです。その分、大型ダンプカーの通行が多くなるのではないか心配です。

 

私は、再開発自体に反対ではありません。

しかし、

〇地域住民の生活に迷惑をかけないこと

〇「安全第一」が前提です。

 

中央区も、事業者や建設業者任せにせず、しっかりと安全対策をとるよう、引き続き取り組んで行きます。

 

 

まちのど真ん中の市街地再開発事業は、どこまで地元住民に寄り添えるか?

 

 

中央区議会議員、青木かのです。

昨日(12月13日)開催された環境建設委員会で、現在進行中の「月島3丁目北地区市街地再開発事業」について質問しました。

 

・月島3丁目の再開発は北地区と南地区が同時進行

・晴海フラッグや勝どきの元倉庫街の再開発と違って、中央区のど真ん中、月島の長屋を含む住宅地のど真ん中での再開発である。

 

ということで、地元住民のみなさんへの影響も多大なものがある。住民からの苦情やご要望については、最大限考慮するようこれまでも要望してきました。

 

工事施工者(五洋建設)と再開発組合は、2022年2月に「工事施工に関して」と題して住民との間に11項目の取り決めを行っています。

 

工事初期は、大量の土砂の運び出しもあり、苦情の中心は、

・工事車輛の通行ルート

・騒音

・工事車輛による振動

等でした。

 

どんどん空に向かって伸びていくタワーマンション

 

 

工事が進むにつれて新しい問題も発生しています。

例えば、最近は17時には暗くなります。

 

取り決めでは工事時間は8時から18時30分までとなっていますが、(準備・後片付けは含まない)という項目が付いています。

 

この附帯事項が曲者で、18時30分以降も電気を付けて”カ~ン、カ~ン”といった騒音が続きます。後片付けで発する音と言われればそれまでです。

 

また、夜中の2時過ぎまで工事現場の明かりが煌々とついており、モーター音が鳴り響いているということもありました。近所の住民の方は気になって眠れません。

 

原因は、単なる電気の消し忘れ、ポンプの切り忘れ、ファンの切り忘れでした。(防げる事故)

 

現在、まさに現場の目の前にある2つのマンションの管理組合が、具体的な問題点について「質問書」を提出し、施工者はできるだけ早く対応し、施工者(五洋建設)名で「回答書」を出してもらっています。

ペーパーだけではなく、必ず集まって定期的に意見交換を行っています。やはり”顔が見える関係”が重要です。

 

 

 

市街地再開発工事とインフラ整備。24時間続いては困ります。そこは調整!

 

月島3丁目市街地再開発事業 B1街区は竣工

 

 

中央区議会議員、青木かのです。

 

市街地再開発事業は、インフラ整備も同時に行われます。

晴海フラッグでは、人が住んでいない所での工事でしたので、苦情は来ない。

 

一方月島3丁目市街地再開発事業では、人々の生活がある、そのど真ん中での工事ですので、地元のみなさんから 多くの苦情やご相談が寄せられます。

 

当初は、工事現場の汚染土の運び出し時や、工事中の騒音、夜の作業がある場合の「光害(ひかりがい」まで。

 

これらの苦情は、区の担当者に「指導」をお願いすると同時に、

近隣マンションの管理組合と協力しながら、再開発組合および工事を担当している施工会社と直接、定期的に話し合いを行っています。

 

 

さて、再開発が行われると、そのための各種インフラ工事が始まります。先日その工事のお知らせチラシが、ポスティングされていました。

 

・区道夜間施工 18:00~0:00

・区道・都道夜間施工 20:00~翌朝6:00

となっています。

 

えっ!??

マンション建設工事は9:00~18:00ですので、近隣住民にとっては、まる1日、24時間、工事の騒音や振動に悩まされることになります。

 

業者側の事情を優先するのはおかしい。

 

そこで再開発組合およびインフラ工事を統括しているコンサルに申し入れを行い、直近のガス工事については、

区道では昼間施工が午前9時~午後6時までとなりました。

 

今後も、近隣の皆さんにご不便がかからないよう、施工業者への要望とその実現に努めていきます。

 

政治家部門 | Ameba(アメーバ) 芸能人・有名人ブログランキング