コチラ、2019年6月15日のブログです。
築地市場移転前から、東京都と中央区で取り組んできた、「築地ねずみの駆除」ですが、
その数は、5千匹とも1万匹とも言われており、結局全てのねずみを駆除することなんて不可能なわけです。
その後も築地を中心に区民のみなさんからご相談をいただくことが多いのですが、各町会・自治会・商店会等、地域の住民が一体となって取り組む、面的かつ広域的に行うねずみの駆除・防除について補助金が出ます。やはりねずみ対策は、家庭単位より面的に広く一斉に行った方が効果がありますから。
その限度額はこちらです。
結局、「築地ネズミ」は、「地域ネズミ」になってしぶとく生き残っています。ネズミ退治は、個別にやるより面的に広くやる方が効果はありますので、保健所(コンサル)の指導と費用の3分の2の助成は現在も続いています。
今年の1月26日のブログでは、令和6年度1年かけて行われた月島連合町会のネズミ駆除の結果を一例として報告しました。
市街地再開発事業あるところにネズミあり。
今年度「月島連合6町会合同ネズミ駆除プロジェクト」が進行中ですので、先日その報告会に行ってきました。
解決策としては地道に
①夜間ゴミ出しの改善
②事業者による除去作業を行うこと。
ネズミが減っているかその効果の見える化は難しいところですが、事業者側から毎回出る報告書がそのヒントとなります。
せっかくゴミをコンテナーに入れていても、蓋がないと効果は半減します。等のゴミ出しについての業者からのアドバイスも。
令和7年度も「地域ネズミ防除促進事業」として、約3千万円の予算が計上されていますが、今後の課題として
〇町会への加入率の低下、
〇商店会への加入率の低下です。
それを町会や商店会だけで費用を毎年負担するのは厳しいとのご相談を受けるようになってきました。
補助額の算定方法について再検討を要望します。