中央区議会議員青木かのです。

 

中央区のふるさと納税の返礼品については、2日前に書いたばかりですが…

 

 

企画総務委員会で委員から直球の質問がありました。

中央区のふるさと納税に関する基本的方針についてです。

 

中央区としては「ふるさと納税」の本来の趣旨には賛成しています。

その本来の趣旨とは、総務省のHPによると

地方で生まれ育ち都会に出てきた方には、
誰でもふるさとへ恩返ししたい想いがあるのではないでしょうか。
育ててくれた、支えてくれた、一人前にしてくれた、ふるさとへ。
都会で暮らすようになり、仕事に就き、納税し始めると、
住んでいる自治体に納税することになります。
税制を通じてふるさとへ貢献する仕組みができないか。
そのような想いのもと、「ふるさと納税」は導入されました。

 

とあります。私も地方出身者なので納得できる施策です。

問題はふるさと納税ではなく、いわゆる「返礼品競争」にあるのは明らかです。

 

何もしないと中央区から税金は流出するばかり。(令和5年度は34億円)

決算特別委員会では、必ず税の流出について質問が出るし…

 

さらに総務省のHPでは

ふるさと納税には三つの大きな意義があると続きます。

  • 第一に、納税者が寄附先を選択する制度であり、選択するからこそ、その使われ方を考えるきっかけとなる制度であること。
  • 第二に、生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域に、これから応援したい地域へも力になれる制度であること。
    それは、人を育て、自然を守る、地方の環境を育む支援になります。
  • 第三に、自治体が国民に取組をアピールすることでふるさと納税を呼びかけ、自治体間の競争が進むこと。
    それは、選んでもらうに相応しい、地域のあり方をあらためて考えるきっかけへとつながります。
そんなきれいごと言われても・・・
都心部からは税は出ていくばかり。
それが本来の目的にかなったものではなく
国民は、おいしいものを選ぶ。
 
簡単にふるさと納税できるサイトがたくさんできて、
その時期になるとCMもたくさん流れます。
 
私は中央区の返礼品として、今回のような高級志向ではなく「体験型返礼品」に力をいれていくのが、ギリギリ中央区の妥協点ではないかと思います。
‟ふるさと”として中央区ならではの体験をして頂く。
すでに
〇築地魚河岸でのBBQ
〇歌舞伎座や明治座での観劇もあります。
 
人気の臨海部の周囲ををボートで周るクルーズとか、いいかも。