東京ベイeSGまちづくり戦略2022より
行政が出す資料というのは、ひと昔前まで良くも悪くも‟役所っぽい”ものだったのですが、最近はあか抜けているというか。専門のデザイナーが書いていることが推測されます。
銀座・築地周辺みどりのプロムナード構想(中央区)
ところが、今回その資料の中に出てくる「イメージ図」が区民の皆さんに混乱を与えてしまいました。
石川島公園の整備についてです。
私は、地元の「カルガモファン」の皆さんと一緒に、カルガモの成長をずっと見守ってきました。
どうしたら子ガモがカラスに狙われないか?どうしたら無事佃周辺の川や運河で成長できるか?多くの子どもたちにも観察してもらって、環境教育にも活かしていきたい。
令和6年度、中心となる石川島公園の調査費用として、ようやく約370万円の予算がつきました。しかし一緒に予算書に載った、この「イメージ図」がよくなかった。
このイメージ図は、令和5年7月、中央区が策定した「水辺環境の活用構想」の9ページに書かれた「生き物と共生する憩いの水辺まちづくり」のイメージ図です。
カルガモが巣をつくり、卵を孵化し、母ガモが子ガモを育てる姿を毎年楽しみにしています。その中心となる相生橋下にある7つある「浮島」が全てなくなり、人がくつろぐためのパラソルやテントになっている「ように見えます」。
驚いたカルガモ仲間の皆さんから、おしかりのメールをたくさんいただきました。週が明けた昨日、担当者に連絡し
〇7つの浮島は増やすことはあっても減らすことはない。
〇港区方式をモデルに、子どもたちの環境教育に生かす。
〇具体的な造りを決定する前に地元の方と意見交換会を開催する。の3点について、取り急ぎ確認いたしました。
これからも、皆さんと一緒に「生き物と共生するまちづくり」に、引き続き取り組んでいきたいと思います。