何もなかった土地が、1万2千人の街になる!
このような歴史を持つ自治体は少ないのではないでしょうか?
東京2020では選手村となった、晴海5丁目(晴海フラッグ)内の公共施設については、その規模等、行政も悩むところだと思います。特に小学校・中学校等教育施設については。
当初区は、晴海5丁目に小学校&中学校。様子を見ながら4丁目(区有地)に新たな小学校と計画していました。
そしてその後、5丁目に小中学校、様子を見て4丁目に同じ小学校の第2校舎を建てるという計画に変更しました。
晴海フラッグの入居は令和6年から始まりますので、4月の時点では5丁目に晴海西小・中学校ということになります。
資料によると、令和13年度に教室が不足すると予測されるので、
令和12年度から、小学4~6年生はそのまま残り、
1~3年生は4丁目の第二校舎に移ることになります。
児童数が増えた時に、4~6年生が5丁目の校舎に残ることで、中学生との交流が進んだり、同じ敷地内にありますので小中一貫指導も期待できます。
10月27日に開催された第2回「晴海西小学校第二校舎建設準備協議会」の資料です。
整備条件の整理
①1学年35人定員
1年生から3年生まで各9学級。(計27学級)
②運動会や学芸会等の学校行事、オンラインを活用した本校舎の児童生徒(中学生)との交流。
隣接するこども園との交流。
③体育館・屋上運動場の施設の開放。
④外履きで校舎内を利用する一足制の導入。
⑤放課後や土曜日、長期休暇中に安心して過ごせる「子どもの居場所」はプレディプラスで。
⑥障がい等の有無にかかわらず、誰もが支障なく学校生活を送ることができる、バリアフリーの環境。
最終的には、本校舎に4年生から6年生が残り、1年生から3年生までが新しくできる5丁目の第二校舎に移ります。
それにしても1年生から3年生まで、各9クラス!
想像がつきませんが、教職員も3学年合わせて約80人。
低学年の児童のみでの学習環境は、中央区としても新しい試みとなります。本校舎との連携、何より地域との連携等、今後の課題を、この準備協議会でしっかり話し合っていただきたいと思います。