中央区議会議員、青木かのです。

 

私は議員になる前、アナウンサーをしていましたので、さまざまな場面でインタビューする機会がありました。

一言でいうとインタビューのコツは「聞く」ことに集中することです。

 

相手の話が終わったと思っても、少し間を置くとまだ話が続く。そして実はその最後の部分が一番大切だったりします。

 

最近の

・早口

・話し手に「間を」与えない。

・どころか話し終えていないのに被せてくる

等、といった風潮は大変気になっています。

 

日本教育新聞(8月21号)の「自閉症の息子と歩む」

というコラムから引用します。

 

 長男も含めてクラスメートたちは個性的で、抱えている課題も多様性に富む。少子化が加速する一方で、特別支援教育を必要とする児童・生徒数は増加し続けている。

 (この子たちにとって)現在の教育課程で重視されている「対話的学び」はしんどいのではないか?言語能力の発達は個人差が極めて大きいからだ。

 

飛び交う発言を処理しながら自らの考えをまとめる、というかなり高度な言語能力が求められている。

つまり、相手の話をきちんと聞いてから、共感するなり、批判するなりいうのは、大変重要な「コミュニケーション」の基本なのです。

 

ましてや、映画に限らず講義や会議は録画しておいて「1,5~2倍速」で聞いている。2倍速で聞いていると、自然と本人が話すスピードも早口になってしまいます。


相手の意見は最後まで聞かず、自分の主張だけを早口でまくしたて、挙句のはてには「マウントとった」と思ってるらしい最近の風潮

には違和感を覚えます。

みなさんは、どうおもいますか?