中央区は、人口の急増により、公共交通機関の整備が間に合わず、高層マンションが林立する晴海の一部は、「交通不便地域」となっています。パラリンピックが終了後、BRTが第2次プレ運行、本格運行と充実し、交通不便地域が解消する…予定です。

 

そこで、今日は、地域公共交通についてのシンポジウムに参加しました。オンラインで10時開始、ランチを挟んで17時まで、こんなに集中して長時間の講義は大学以来かも?

 

今年5月、第2次交通政策基本計画が閣議決定されました。

人口減少やコロナ禍による交通事業の経営悪化など、交通が直面する危機を乗り越えるため、今後の交通政策の柱として3つの基本的方針が定められました。

①地域公共交通の維持・確保

②MaaSやバリアフリー化の推進

③公共交通・物流分野のデジタル化

 

今後の課題は②のMaasの実現です。

Maasとは、バス・電車や飛行機等、複数の交通手段を乗り継いで移動する場合でも、手元のスマートフォンで、目的地までの検索~予約~支払を一度に行えるサービス。移動の効率化により都市部での交通渋滞や環境問題、地方での交通弱者対策などの問題の解決に役立てようとするものです。

 

さて、話は中央区にもどります。中央区は、今後市場跡地再整備を控える築地、選手村跡地再整備を控える晴海があります。

どちらも、バス(BRT)、舟運、地下鉄が一体となったマルチモビリティステーションの整備が予定されています。