中央区議会全員協議会(議員全員参加による勉強会)、テーマは新型コロナウィルスについてでした。

 

講師は、元聖路加国際病院医師の黒田栄史氏。

 

なかでも、今後の最重要課題となる、ワクチンについて、興味深い指摘がありました。

・厚労省の資料によると、米モデルナ、米ファイザー、英アストラゼネカのワクチンを合わせると、1億4500万人分になるが、いずれもまだ開発段階で目標達成のめどは立っていない。

 

・1976年。米で新型インフルエンザ発生。当時のフォード大統領は大急ぎで集団予防接種を開始。ところが、ワクチン接種後にギラン・バレー症候群が続発。2か月で500人が発症し、30人以上が死亡。

 

・デングワクシア。2017年11月に公表された臨床試験データによると、過去にデング熱に感染したことがない人が、ワクチン接種後にデング熱に感染すると、むしろ重症化することが分かった。

 

・ワクチンについては、急ぎ過ぎても、期待し過ぎてもいけない。

 いわんやオリンピックに関連付けるべきではない。

 

今の政府の動きを見ていると、まずオリンピック・パラリンピックありきで、そこから逆算して日程を決めているようにみえます。コロナを克服した日本を演出したいようですが、オリンピックに関連付けて進めてしまうと、後で大きな代償を払うことになりかねません。