今年4月から小学校で、道徳が教科化。

中学校では来年度から教科化されます。

 

教科化されることでどこが大きく変わるかというと、1つは「検定教科書」が使われるようになる、ということです。これまで使われていたのは「副読本」ですので、使うか使わないかは先生の自由でした。しかしこれからは、検定教科書を使う必要があります。

 

私は今でも教科化に懸念を持っていますが、7月20日付の都政新報「視点」によると、ある教科書&ワークシートでは「家族愛」をテーマに、“毎日、当たり前のように一緒に暮らしている家族…”という文章から始まるそうです。

「教科書」で、「当たり前」と言い切られる。さまざまなバックボーンを抱えている子供たちの中には、この1文で深く傷付き、授業どころではなくなる子が出てくるかもしれません。

 

「道徳」を学ぶことに意味があるとすれば、それは、多様な生き方があるのを知ること。そして、さまざまな考え方を受け入れられるようになること。ではないかと、思うのですが・・・

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