オリンピック・パラリンピック対策特別委員会で、東京都都市整備局による晴海選手村における水素エネルギーの活用とプレゼンテーション事業についての新しい報告がありました。
また中央区としては大会時のプレゼンテーション事業のみならず、大会後のまちづくりにおける水素ステーションや水素パイプラインの整備等、スマートシティの実現を目指しています。
こちらが今年2月に開催された選手村地区エネルギー事業説明会で配布された「工程表」です。
これまで水素エネルギーのモデルタウンとしての晴海選手村とその後のまちづくりについては、このブログでも取り上げてきましたので、まとめておきます。
晴海選手村のエネルギー事業予定者は東京ガス!
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最近、築地や環2の問題に気をとられていましたが、オリパラに向けて、中央区にとって、重要課題は他にもあります。
今日、東京都が選手村エネルギー事業予定者を発表しました。
1社ではなく1者(複数の共同体)なんですね。
〇東京ガス㈱
〇JXTGエネルギー
〇パナソニック㈱
〇㈱東芝
東京ガスが代表者です。
提案書を提出したのは、この1グループだけだったようです。
主な内容としては、水素ステーション施設、水素パイプライン、純粋水素型燃料電池等の、施設・設備を整備。
水素エネルギーと燃料電池が中心になりますが、
舛添知事の時は、晴海選手村を水素エネルギーだけで賄うモデル都市、なんて言ってた時期もありましたが、今後はどうなるのでしょう?
東京2020を契機とし、我が国におけるエネルギー活用が将来的にどのようなものになっていくか、この選手村から発信することが求められています。
都においても水素社会実現にむけた取り組み推進のため、できるだけ支援していきたいとしています。
特に安定的な取り組み実施については、自己資金だけの事業実施は困難であり、補助制度の拡充や都に対する支援の要請は理解できるともあり、水素エネルギーの可能性については認めるものの、税金がどこまで投入されるかは、随時都議会でチェックしていただきたい。
また、燃料電池車についても、世界的には電気自動車(EV)の方に力をいれている国が多く、この点も気になるところです。
今年の中央区予測
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さまざまな予測が出ていますが、AIとかVRとかどんどん進むんだろうなぁ。
私はもっと身近な中央区に関する報告と予測を。
①市場は予定通り10月11日に移転。それは、”都の準備が整った”わけではなく、ひたすら事業者・関係者の皆さんと中央区と江東区の努力の成果。
都知事の迷走による2年という歳月と多大な税金。責任はどこにあるのか?
②BRT(バス高速輸送システム)の開業はオリパラ後に延期。とりあえず、都バスやシャトルバスの増便・路線変更で対応。
③水素エネルギー関連が後退。
晴海5丁目西地区(選手村予定地)計画概要の
平成27年版と29年版を比較すると明らか。
平成27年には”水素パイプラインや水素燃料電池等、晴海選手村跡地を水素社会の実現に向けたモデルタウンとする。としていたものが、”自立性の高いエネルギーが中心”と変化している。
ただし、水素ステーションは整備される。
(私は水素エネルギー&燃料電池車については懐疑的です)