中央区議会議員(無所属)青木かのです。

 

最近、与党が議員年金の復活について積極的に取り組んでおり、今国会に法案を提出する方向で準備を進めているそうですが、私は強く反対します。

 

国会議員年金は2006年に、地方議員年金は2011年に廃止されました。私は丁度2011年に初当選しましたので、将来的にも議員年金のお世話になることはありません。これまで会社員の時は厚生年金、議員になってからは国民年金に加入しています。

 

国民年金だけでは不安ですが、それは多くの国民が感じていることです。何故また、議員特権を復活させるのでしょうか?

 

理由として「なり手不足の解消」が挙げられていますが、なり手不足の職業は他にもあります。全く説得力がありません。

 

それより、地方議員へのハードルを高くしているのは「選挙へ出るために今の職業を辞めなければならない」ということです。選挙に負ければ、無職になってしまうのです。

 

すでに先進的な企業は始めていますが、半年ほどの選挙休暇を認めて、結果によっては元の職場に戻れる、という制度をつくる方が重要だと感じています。

“退路を断って”というのは、政治家が良く使う言葉ですが、現実的にはリスクが大きすぎます。

 

度々問題の起きる年金制度そのものの改革はおざなりのまま、議員年金という自分たちに都合のよい制度には積極的に取り組む態度も、甚だ疑問です。

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