青木さんの予約していた部屋は駅前のシティホテルの高層階で、

ダブルベッドが置かれている。

 

「コート、クローゼットに掛けるね」と彼からコートをもらう。

飛行機移動で当然疲れているよね。座ってくつろいでいて欲しい。

「コーヒーでいいのかな?」と、備え付けのコーヒーマシンで準備をする。

 

「ありがとう」と優しい笑顔で答える彼。

二人分のコーヒーを淹れてテーブルに持って行き、お互いの近況報告などをする。

それから彼が私の椅子に寄って来て、キスを始めた。

少しずつ激しくなっていく。

 

場所を変えようか、とベッドに移動。

「声、出してもいいからね」と彼。

 

・・・いやいやいや、だから今改めて振り返っても、

声が出てしまうような状況にならなかったのが問題なんだってば~

 

彼の手が胸から下半身へと移動して、下着の上から私のあそこを色々とまさぐってくる。

こうなってくると、感じている演技をしなくちゃいけないんだろうかと私。

だって、全然、何て言うのか。頭に浮かぶ日本語は、お門違い。

 

彼の方は息遣いが荒くなってきて、「気持ち、いい?」とか聞いてくる。

まさか、正直に答えるほど私も無神経じゃないわけで。

 

美咲に会った時からこうなっているんだ・・・と彼が私の手を、彼の、その、あれに

誘導してくる。ズボンの上からでも、彼の身体の、その・・・あれを感じ取れる。

彼がズボンを脱ぎ、下着の上から私の手に握らせる。

 

というか、私、あの、処女なんですけど。

でもって、あの、握らされるのも初めてなんですが。

 

彼の手が私の手を誘導し、彼のあれを上下に動かし始める。

これって、こういう風に動かすものなんですか。

 

そして、とうとう彼が耐え切れなくなったのか下着を脱いだ。

いや、その、あの、目の前に男の人のナマのあれが。ナマ!!!

 

全く経験のない私でも、おそらくかなり立派な部類に入るのではなかろうかと。

いやいやいや、そんなことを冷静に考えてどうする、私!?

で???これをどうしろと!?