仕事帰りの電車に揺られながら、また青木さんとの思い出に浸る私。

今年のお正月に遠距離恋愛中の彼と再会をした。

 

大人同士の恋愛ではあるけれど、私の我儘にも理解を示してくれて

第一線は超えていないという関係の私たち。

もっともいつまでこの関係に彼が我慢してくれるのかは分からない。

 

本当に彼が好きなのか、もちろん好きかどうかと言われれば好き。

だけどその好きにも色々あるわけで。

包容力があって、一緒にいて安心できて、二人の時間も好き。

守られているという優しい時間も好き。

 

とはいえ・・・

はあ~・・・と気持ちが沈む。

 

私だって、多少は情熱的な気持ちもある。

二人の時間、青木さんは優しくキスをしてくる。

そして次に舌を入れてきて、今度は私の舌を吸い寄せる。

 

最後まではしないから大丈夫、と青木さんは私の服を脱がせる。

彼の手は慣れた手つきで私の胸をまさぐり出す。

そしてその手は段々と下方に移動してくる

 

そう、移動してくる・・・のだけど・・・

 

あの~・・・少女漫画だったりすると、いや、男性漫画でもそうなんだろうけど、

ここは、女性も感じ出して、あっふんとか、あっ、とか、ああ~とか・・・

つまりそういう気持ちに高まっていく重要なところだと思うんだけど・・・

 

全然感じなかった。

 

全然感じない場合はどうしたらいいんだろうか・・・

 

はあ~・・・思い出すとなんだかなあ・・・