福岡 西新 漢方相談 馬場薬局 の内田です。
(*^ー^)ノ
3月6日は、西新店で今年から新たに始めた
病名別漢方勉強会でした。
入社から1年がたった島田さんの勉強が主な目的ですが、
来月末に産休が明ける登録販売者の益永さん、
薬剤師の弘和先生とわたくしも改めて学びなおします。
この勉強会では、1つの病名に対して、
現代医療の情報、
自然療法の考え、
漢方・補助剤についてを
2回(2ヶ月)で学んでいくかたちにしました
そして、今回は糖尿病の第2回目
前回と今回は、糖尿病についてだけでなく、
漢方の基礎についてざっと勉強しました
というのも、
馬場薬局の漢方の考え方は、六病位と経絡治療を基本としており、
六病位については、唐津本店で1年前から島田さんも初級講座に参加して勉強してきましたが、
漢方中級勉強会でちょこちょこ登場する経絡治療独特の言葉の説明は受けていないため、
多分意味がわからないだろうな
と思い、最初にざっと資料を作り説明しました。
ざっとといっても、とても難解で、わたくしも理解しきれないところ多々ですし、
毎回ゆっくり資料を見ながら確認して行こうと思います。
糖尿病は血糖値を下げる働きをしているインスリンに問題が起こり、尿中に糖が漏れ出るほど血中に多くなった状態が続く病気で、
過食、特に糖分のとりすぎや運動不足が原因とされ、
贅沢病とか、自己管理のできない怠惰な生活のイメージもありますが、、、
人間のエネルギー産生システムの解糖系とミトコンドリア系が、バランスよく働き合っていれば、そう簡単に血糖値に影響が出ることはないはず
もともと体には健康を保つための完璧なシステム
自律神経系
循環器系
免疫系、
呼吸器系、
内分泌系、
代謝、
排泄、
など・・・が休みなく働いてくれている
その働きが何かの原因で低下すると不快な症状や病気として体がサインを出します
東洋医学っぽく言うと、
あらゆる病気は精気の虚から始まり、
それに何らかの病因が加わることで、
気・血・津液いずれかに変化を及ぼし、
気虚、血虚、津液虚となる。
これら陰陽のいずれかが虚すことで発生した寒熱が様々な部位に波及し、
その部位で虚実寒熱を表したものが病症となる。
逆にいうと、精気の虚がないと病気にはならない
心身の弱りに、ストレスや疲労、不眠、偏食などの無理が追い討ちをかけているということ
そこで、わたしたちが患者さん(今回は糖尿病患者さん)にできることは、
内臓の負担になっている食事を見直すお手伝いを、東洋医学的視点から提案すること。
オーバーヒートしている体の内熱を冷ますお手伝いを漢方薬ですること。
弱った体と心を補強し、気血津液を整えるよう漢方薬で手助けし、エネルギー代謝を正常化すること。
などなど
人それぞれ、虚している臓や寒熱の波及部位、度合いが違うので、
何によって、どこが弱って、どこに寒熱が発生して、症状を出しているのか
そして、それに対してどの漢方薬を使うのか。。。
非常に奥深く、難解で興味深い
こりゃ一生勉強が必要です