浮腫について質問をいただきました!パート2 【水滞】 | 漢方相談の馬場薬局 福岡西新店 店長ブログです。          漢方で「皆さんの健康を応援します('-^*)/」

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福岡 西新の商店街にある漢方相談の
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よかったら読んでみてください!

いつも見ていただきありがとうございます!! 

福岡 西新 漢方相談 馬場薬局 の内田です。

 

 

 

前回は浮腫みを東洋医学的に書いてみましたが、

少し難しかったでしょうか⁉

 

今回も前回の「浮腫み」の記事の続きです!

 

 

 

【体内の水とは】

約40億年前に海で誕生した生き物スライムは、

次第に魚類などへ枝分かれし宇宙人

数億年という歳月をかけて、海から陸へと生活を移したものが現われました。

 

そして、さら進化をすすめ、私たち人類の誕生につながりますサーフィン

 

 

生命の進化をさかのぼると、生き物の起源は海に行き着くといえ、


海で生きる生物は、海水からミネラルを得ていますうお座

 

 

それに比べ、陸で暮らすようになった生き物は、

体内の血液や体液などにミネラルを抱えて生きるようになりました。


宇宙人しっぽ宇宙人からだ宇宙人あたま

 

 

私たちの体内は50~75%が水分で満たされており、

陸上で生活するために海を体内に抱えているといえます波

 

 

 

私たちの体は60兆個の細胞からできていますが、血液やリンパ液の他にも、

一つ一つの細胞の内側も、外側の空間も体液で満たされています。


 

 

血液をはじめとする体液は、食事から取り入れた栄養素や酸素の運搬、体内で不必要になった老廃物の排泄など大切な働きをしています。

 

 

恒温動物の人間は、0度のところにいても40度のところにいても

体温が35度~37度前後に保たれ、代謝や酵素はこの温度帯で効率よく働きます☆

 


体内でエネルギーを生み出すときの発熱や、風邪や炎症による熱が発生すると、それを汗とともに放熱してくれます!

身体の約60%を体液が占め、車のラジエーターの役割をしているおかげで、オーバーヒートすることなく体温は一定範囲内にキープされていますキラキラ

 

 

また、血液検査の結果に出てくる、血中のミネラル:Ca,Na,K,など、

体液に含まれている電解質は微量ですが、体にとってはとても大事な役割があります。

 

これらのことから、体液の過不足はあらゆる身体の活動に支障を生じさせる可能性がありますタラー

 

 

 




【浮腫と原因】


体内の水が過剰にたまってしまうのには大きく分けると2つの原因があります!

 

1つは水分のとりすぎ!

もう1つは水分の排泄・代謝の低下です‼

 

しかし、なかには病気が要因となり浮腫みを起こしていることもあるので注意が必要です。

( ̄_ ̄ i)

 

 

 


浮腫みは血液やリンパ液の循環と深く関わっています!

 


心臓がポンプの働きをして、血液は動脈を通して全身に運ばれ、

静脈やリンパ管を通して心臓に戻ってきます。

 


しかし、静脈やリンパ管での流れがスムーズにいかず、戻ってくるべき水分がたまってしまうと浮腫んでしまいます。

(°д°;)

 

 

 



浮腫みを引き起こす原因は沢山あり、一過性のものと、

血管や肝臓、腎臓、心臓などの障害によるものがありますが、

まずは、よく言われる生活習慣的なものから見てみましょう!

 

 

①長時間立ちっぱなし
、座りっぱなし

長い時間立っていると、重力により血液や体液は下肢にたまってしまいます。

そうすると、静脈の圧が高くなり、細胞と血管の間で水分の受け入れが低下して浮腫みを生じます。

座りっぱなしも同じで、足を動かさず、同じ姿勢でずっと

座っていると血や癛あのめぐりが悪くなり、浮腫を生じますし、

その状態が続くと、血が固まり血管で詰まってしまう

エコノミー症候群は熊本の震災の時にも問題になりましたよね!

(x_x;)

 

 

②運動不足による浮腫み


足の筋肉は収縮することにより血液を循環させるポンプの役目を果たします。

運動不足によって足の筋肉が衰えると、そのポンプ機能が低下しまい足に水分がたまりやすくなったり、足先まで血液が流れづらくなり、冷えや血行不良を伴う浮腫が起こりやすくなります。

 

 

③塩分や味の濃いもののとりすぎ

塩分や味の濃い食べ物を取りすぎると、体液のNa(ナトリウム)濃度が高くなります。

 ↓

体液のNaが濃くなると、それを薄めるために咽喉が乾き水分がとりたくなります。

 

Naは細胞の中より、血管内や細胞間にとどまりやすく、水はその濃くなったNaを薄めるために浸透圧で血管内や細胞間に流れ込み、浮腫や血圧上昇の原因になります。

( ̄_ ̄ i)

 

 

血圧の高い人は、塩分を減らすように言われていますが、

精製された塩(塩化ナトリウム(NaCl))と違い、

天然塩はナトリウムの他にもマグネシウムやカリウム、その他のミネラルがバランスよく含まれているので影響が少ないと思いますし、

東洋医学では、腎を強める五味は鹹(塩辛い)味であり、適度な塩分は必要だと考えています。

液)が増えます。

 

 

④水分や果物のとりすぎ

健康法として1日に2~3ℓの水を飲みましょうというものがあり、それを実行して気がけて水分を取っている方の話をよく聞きます。

 

これらの健康法は湿度の高い日本では合わない人も多く、浮腫みやめまい、冷えの原因となります。

東洋医学では、余分な水分の停滞を水毒や水滞、痰飲として治療するように考えています。

(前回の記事で書きました(・ω・)b )

 

 

実際、薬局に相談に来られる方で、


この健康法をされている方がよくおられますが、それで体徴が悪いようなら、咽喉が渇いた時に温かい飲み物を適度に飲むように変えてもらっています。

 

 

 

ちなみに、脂肪はプニョプニョしていて水分が多いようなイメージがありますが、

脂肪組織は水分の割合が少なく、女性は脂肪が多い傾向があるため、水分の割合は男性より低い傾向があります。

女性の方が、浮腫みの悩みが多いのは、筋肉が少ないことの方が原因かもしれませんあせる

 

 

また、見た目でもわかるように、歳と共に水分量は低下していく傾向があり、

高齢者は体内の水分の割合が低く、乾燥しやすくシワも多くなります。

反対に幼児期は水分の割合は高くツヤツヤのみずみずしいお肌をしています。

 

だからと言って、歳を重ねてシワや乾燥が気になっても、水分をとりすぎてはいけません爆弾

 

沢山とっても、水分を抱え込む細胞や細胞間の力がなく、余分な水分は体調不良の原因になってしまいます。

σ(^_^;)

 

 

 

またまた 長くなってしまったので、

病気による浮腫と、改善方は、次回に書くことにします。

 

 

写真のない長い文章を、最後まで読んでくださってありがとうございます。

(^人^)

 

 

 

 

 

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