もう3日も経ってしまいましたが先週末の6月11日、スペインのカタルニアでモトGP第7戦が、日本ではツインリンクもてぎでは、全日本レード選手権第4戦が行われました。
1週間前のイタリア大会では予選から調子の良かった、ロッシとビニャーレスが、この大会では予選からセッティングがうまくいかず、スタートグリッドもビニャーレスが9番、ロッシは13番と、まったく振るいませんでした。
決勝でも調子は上がらず、上位グループには絡めないままレースが終了、ロッシが8位、ビニャーレスは10位でのゴールでした。
世界の最高峰のレースでは、サーキットごとでのセッティングが走りを大きく変えてしまうんですね。
また全日本ロードレースは、最終ラップに大きなドラマがあったようなので、ヤマハのブログを貼り付けました。
じっくりと見て下さい。
苦戦続きのカタルニア・ウイーク、V・ロッシとM・ビニャーレス
それぞれ8位と10位で貴重なポイントを獲得
■大会名称:第7戦カタルニアGP
■開催日:2017年6月11日(日)決勝結果
■開催地:カタルニア/スペイン(4.655km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:33度 ■路面温度:54度
■PP:D・ペドロサ(1分43秒870/ホンダ)
■PP:J・フォルガー(1分43秒870/ヤマハ)
全日本ロードレース選手権 JSB1000
野左根がJSB1000初優勝を達成!
中須賀はトップ独走中の最終ラップに他車に接触されて転倒
6月11日、ツインリンクもてぎで開催された全日本ロードレース選手権第4戦もてぎ大会ですが。
本当にいろいろなことがありました。
初日(金)プラクティスは野左根選手が総合トップ! 確実に力をつけていることを証明!
予選(土)中須賀選手がポールポジションをがっちり抑え、野左根選手が2番手!
決勝(日)今季初のスプリント、期待が大きく膨らみます。
序盤:中須賀戦選手がホールショットからトップで周回!
中盤:中須賀・野左根のワン・ツー。R1速い!
中盤:「全周全開」の野左根選手がベストを連発し中須賀選手に急接近!
後半:中須賀選手が安定したタイムを刻み続け、格の差を見せつけ独走へ! タイヤマネジメントの妙!
そしてラストラップ、周回も半分が過ぎ、中須賀戦選手の勝利は目前でした。
そこでアクシデント......
ウキウキからの絶叫、そして絶句。なんと中須賀選手が周遅れの他車と接触し転倒してしまったのです。
再スタートし9位となりましたが、「KING」中須賀が3戦連続転倒です。
大きな悲しみと同時に喜びもありました。
ヤマハの「PRINCE」野左根選手がついにJSB1000で初優勝を成し遂げたのです!
この時ばかりは感情をあまり表に出さない野左根選手も感極まっていました。
正直、先輩の転倒があっての優勝、野左根選手も複雑ところもあったでしょう。
でも中須賀選手が野左根選手にかけた言葉が粋なんです。
「俺のことは気にするな。思いっきり喜べばいい」
誰よりも悔しいはずの中須賀選手のこの言葉に、優しさと器の大きさを感じます。
さあ、我々も切り替えます。シーズンは淀みなく進んでいくわけですから。
まず、野左根選手は全日本オートポリスを欠場し、24日にスロバキアでのEWC第4戦に臨みます。
スロバキア8時間に挑む野左根のインタビュー
中須賀選手は、地元九州・オートイポリスで今度こそはとリベンジを誓います!
そして空席となる「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」のシート、そこに座るのは、なんとスーパーバイク世界選手権に参戦中のマイケル・ファン・デル・マーク選手です!
中須賀 & ファン・デル・マークのコンビ。チームメイトなので不謹慎とは思いますが、どっちが速いかの妄想が止まりません。ということで、答え合わせはオートポリスの会場で!