今週のレース情報! | かんのぶのブログ

YSPレーシングの中須賀選手が、雨の鈴鹿でチャンピオンを決めた同じ日に、モトGPのロレンソ選手もオーストラリアのフィリップアイランドサーキットで、2012年のシリーズチャンピオンを決めました。


YSP松山東、かんのぶのブログ
■大会名称:MotoGP第17戦オーストラリアGP
■開催日:2012年10月28日(日)決勝結果
■開催地:オーストラリア/フィリップアイランド(4.448 km)
■周回数:27周(120.096 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:15度 ■路面温度:26度

ヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ・ロレンソは予選2位から発進し2位でゴール。チャンピオンシップのライバル、D・ペドロサ(ホンダ)が転倒リタイアに終わっため、最終戦を待たずして2012年MotoGP世界チャンピオンを決めた。


スペイン人ライダーが最高峰クラスで2回、チャンピオンに輝くのはこれが初めて。モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・クラッチローは3位表彰台、4位にドピツィオーゾが入った。明日(月曜日)、27回目の誕生日を迎えるクラッチローにとって、1日早いバースデイ・プレゼントとなった。


決勝はロレンソが好スタート。ペドロサ、C・ストーナー(ホンダ)、クラッチロー、ドピツィオーゾが続く展開。この1周目、ペドロサはロレンソを抜いて首位にたつ。2周目入ると、ロレンソはストーナーに先を譲り、ペドロサ、ストーナー、ロレンソのトップ集団となる。しかしこの周ペドロサが単独転倒。これでストーナーがトップに立ち、2番手ロレンソという展開に。結局その後の25周、ストーナー、ロレンソの順の変動はなく、ロレンソは単独2位を走ってゴールし2012シーズンのモトGPタイトルを手中にした。


全17戦を終えた時点で優勝6回、2位10回という見事な成績。シリーズポイントの合計は350ポイントとなり、ライバルのペドロサに43ポイント差をつけた。次回はいよいよ最終戦。ロレンソはチャンピオン争いのプレッシャーから解放されて、今季最後のホームレースに凱旋することとなった。

母国でのレースでどんな走りをするのか楽しみだし、YSPレーシングの中須賀選手の走りにも期待したいですね。


ヤマハ モトGP情報



またこの日もう一つのレース、全日本トライアル選手権が宮城県のスポーツランドSUGOで最終戦が行われました。

すでにチャンピオンを決めている黒山選手が、ここでも優勝して自身初&史上二人目の全勝優勝を達成しました。


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■開催日:2012年10月28日
■開催地:宮城県スポーツランドSUGO
■観客:650人
■気温:19度
■天候:曇りのち雨
■競技:12セクション×2ラップ+スペシャルセクション(SS)2セクション×1ラップ
■持ち時間:4時間+SS=1セクション1分×2
■最多クリーン数:黒山健一(ヤマハ)21


すでにチャンピオンを決め、今回は全勝優勝を狙う黒山。そしてランキング2位を同ポイントに並び争う野崎と小川友幸、この3人が接戦を繰り広げた今回。


1ラップ目の第4セクション終了時点までは小川が2位の黒山と1点差でトップに立っていたが、次の第5セクションをクリーンした黒山がここで減点3となった小川を逆転してトップの座を奪う。そして勝負どころとなった第10セクションの岩が連続する上りで黒山と小川がまさかの失敗、野崎だけがここを見事にクリーンした。1ラップ目終了時点ではトップの黒山・減点7を、野崎が僅か2点差の減点9、小川がさらに1点差の減点10で追う。


しかし、2ラップ目以降はチャンピオンらしい堂々とした走りで僅差を守り通した黒山が、ついに全勝優勝を獲得。11度目のチャンピオンに続いて、またひとつ歴史に残る大きな記録を成し遂げた。


ヤマハ全日本トライアル情報