チャンピオン獲得! | かんのぶのブログ

27日、28日の試乗車キャラバンにご来店いただいたみなさん、ありがとうございました。

みなさんのおかげで大いに盛り上がり、事故もなく無事に終了することができたこと感謝しています。

また、日頃の行いが良いせいで、28日の雨の予報もどこかに行って雨に会うこともなく試乗会ができたのですが、どうもその雨が鈴鹿サーキット辺りに行ってしまったようです。


その鈴鹿サーキットでは、全日本ロードレースの最終戦が行われ、いろんなドラマがあったようですので紹介します。


ハードウェットのコースコンディションでスタートした、JSB1000クラス決勝レース1。

ポイントリーダーで迎えたレース1。中須賀は、好スタートを切ったポールシッター秋吉耕佑(ホンダ)と中盤以降でマッチレースを展開。だがレース終盤ではバックマーカーが現れ、その処理タイミングから中須賀は再び秋吉に離され単独2番手を走行。チャンピオンシップの争いは、ライバルの山口辰也(ホンダ)、柳川明(カワサキ)が4~5番手を走っていたことから、中須賀が2番手のポジションをキープしてゴールすれば、その段階でチャンピオン獲得となる計算だった。しかし最終ラップの第1コーナー進入で中須賀はスリップダウン。レース終盤は雨が激しく降っており、ハイドロプレーニング現象によりタイヤはグリップを失っていたのだ。これで中須賀は21位での完走となったがノーポイント。ランキング2位の柳川とは7ポイント差、山口とは19ポイント差となった。


続くレース2は、雨のために15周から12周に変更して行われた。ホールショットを奪った高橋巧(ホンダ)を、第2コーナーでパスした秋吉がその後独走して2連勝。中須賀は、レース序盤で高橋、山口、柳川とともに激しい2位争いを展開。ところが7周目に高橋と山口のマシンにトラブルが発生し、山口はダンロップコーナー付近でストップ。高橋はピットまで戻り再スタートするが、大きく後退。これで2位争いは中須賀と柳川の一騎打ちとなるが、10周目のヘアピン立ち上がりを過ぎて、中須賀は柳川の先行を許してしまう。その後の中須賀は単独3番手走行となり、そのままチェッカー。

終始冷静な走りで3位に入り、年間ポイントランキングで見事2012年JSB1000クラス、国内最高峰の頂点に立ちました。

2012全日本ロードレース選手権シリーズはこれで終了となりますが、中須賀選手の2012年シーズンはまだ終わりません!
マレーシアGPで負傷したベン・スピース選手に代わって、中須賀選手がMotoGP第18戦バレンシアGP(11月11日)に参戦出場することになりました。
この、“世界の中須賀”の走りにも期待したいですね


ヤマハ 全日本ロードレース情報