誰がやるかより何をやるか。 | かんのひろたかofficial blog

誰がやるかより何をやるか。

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┃   浅尾慶一郎政調会長より
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 【誰がやるかより何をやるか】
 
 平成に入ってから、総理大臣は、竹下、宇野、海部、宮沢、細川、羽田、
 村山、橋本、小渕、森、小泉、安倍、福田、麻生、鳩山、菅(敬称略)と
 続いて参りましたが、菅総理の辞任が視野に入ってきましたので、平成に
 入って23年で17人目の総理が誕生することが濃厚になりました。
 歴史的には我が国で短命政権が続いた時代は他にもありました。
 関東大震災 が発生した1923年から1945年の終戦までの同じ23年間では、加藤
 友三郎、山本権兵衛、清浦奎吾、加藤高明、若槻礼次郎、田中義一、浜口雄幸、
 (若槻礼次郎)、犬養毅、斉藤実、岡田啓介、広田弘毅、林銑十郎、近衛文麿
 平沼騏一郎、阿倍信行、米内光政、(近衛文麿)、東条英機、小磯・米内、
 鈴木貫太郎、東久爾宮、幣原喜重郎(敬称略)と23内閣で21人の総理大臣が
 誕生しております。(若槻と近衛が間をおいて二度組閣)
 
 震災から終戦までの間と平成の23年では時代背景も大きく異なりますが、見
 方によっては共通項もあります。
 関東大震災は、第一次世界戦で日本が勝利し、国際連盟でアジア唯一の常任
 理事国なった後に起きました。
 幕末・明治維新以降の不平等条約をすべて跳ね返し、世界の一等国になった
 という意識を国民が持った頃ではなかったでしょうか。
 平成元年は、追いつけ追い越せの集大成として日経平均が過去最高値をつけ
 た年であり、ジャパンアズナンバーワンと日本がもてはやされた頃です。
 つまり、大震災の頃も平成初頭も、共に、長年の国家としての暗黙の目標を
 達成した時期に当たるのではないでしょうか?
 そして、少なくとも現代は、国家として国民が共有出来る目標を失って政治が
 漂流している時代だと思います。
 だからこそ、重要なのは、リーダーが夢のある国家ヴィジョンをしっかりと
 語り、国家の目指す方向性を国民にしっかりと語りかけることです。

 東日本大震災 の死者・行方不明者は2万人を超えます。
 お亡くなりになられた方には心からお悔やみを申し上げます。
 また、被災地で復興に向けて頑張っておられる方を心から応援します。
 同時に、我々は過去10年以上に渡って自殺される方が年間3万人を超えてい
 るという事実を忘れてはなりません。
 必要なことは、どんな状況にあっても夢や希望が持てる明日の為に頑張れる
 国に日本をしていくことです。
 誰にでも何度でもチャンスのある社会に日本を転換し、一人ひとりがいくつ
 になっても夢や希望を持てる国に日本を変えることです。
 日本を世界の中で最も「自己実現が出来る国民の多い国」にするというよう
 な目標・ヴィジョンを総理は語り、その実現の為の方策を示すべきです。
 同時に、目に見える夢のある国家プロジェクトを掲げるべきです。
 次の総理には何を何の為にやりたいのかはっきり語って頂き、日本に夢と希
 望を取り戻すことに務めてもらいたいと思います。


☆今回の震災に対して、党の取り組みをまとめてあります。
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