2021.12.03
グロースフィールド
馬体重494キロ。
先週はペースを落として周回コースにてダク500m、ハッキング1000mを2本と若干ペースダウンして乗り進めていましたが、今週も同様のメニューで乗り続けていてもトモの感じは良くも悪くも変わってきません。ケアは入念におこなってはいるものの、年齢的なものからか疲れが抜けにくくなっており、ここで無理に進めていくと故障する恐れがあります。
この後もコンディションを整えていくのに時間を要すると思われるため、今後については関係者間で協議して決めることになりました。
2021.12.07
引退
本馬は10月16日の東京競馬に出走し9着入線。エリザベス女王杯を制したアカイイトとも僅差だったように着順ほど悪い内容ではなかったことから、残された期間内に重賞制覇の期待を込めていましたが、放牧後は思いのほか状態が戻らず、トモを中心に疲労が抜けきらない状態が続いていました。軽めの調整なら問題ないものの、ペースを上げるとガクッとひずみを生じそうな雰囲気もあり、レースに向かう以前に入厩の態勢すら整わない状況でした。
これを受け関係者間で協議した結果、残念ではございますがここで引退の結論に至りました。出資会員の皆様へは追って書面にてご報告させていただきます。長い間、レッドベルディエス号にたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。
鹿戸調教師「帰厩を視野に牧場で乗り込んできましたが、年齢を重ねたせいか、速いところにいくとトモに疲労が溜まってその解消にも時間が掛かります。入念にケアはしているのですが思うような調整ができず、牧場でこの状態だとレースに向けて仕上げていくのは正直難しいと思います。
残念ですが、この先の大切な仕事もある馬ですし、無理に使って大事があってはいけないので、ここで引退させることになりました。繁殖入りの前に何とか勲章をとの思いでやってきましたし、それができる馬だと思っていましたが、能力を出し切ってやることができず申し訳ありません。ベルディエスなら良い仔を産んでくれると思いますし、産駒も管理させてもらえれば嬉しいです。今日までたくさんの応援、ありがとうございました」
協議の結果、引退が決まりました。
最近の状態はあまり良くなかったので、先延ばしせずにここでの決断は良かったのかなと思いました。
この仔の場合は繁殖入りはほぼ約束されていました。
いたずらにリスクを抱えつつ進めるよりはこの仔のためになるかなと思います。
3歳からクラシックを目指せるかなと夢を見せてくれた仔でした。
重賞制覇も夢ではなかったかなと思いますが、そこは一筋縄ではいきませんでした。
姉のベルローズ共々夢を見せてくれたと同時に、競馬は甘くないという教訓を教えてくれた一頭でした。
やや遠回りしてましたが、最終的にはオープン入りしてくれました。
上出来の競争生活でした。
レッドファンタジアの16だったこの仔は当時売れ残っていました。
今から考えるとあり得ない状況でしたね笑
姉も売れ残っていたので、初心者の自分でも申し込むことが出来ました。
本当に運が良かったと思います。
鹿戸先生の仰る通り、この仔ならきっと良い仔を産んでくれるはず。
もしその仔に縁があれば最高ですね!
ベルディエス本当にお疲れ様!
ありがとうございました!
(^^)/
東京サラブレッドクラブホームページ掲載の情報であり、転載許可を得ております。