20/6/11 木村厩舎
10日は美浦南Pコースで追い切りました(71秒9-55秒2-40秒6-12秒3)。
11日は軽めの調整を行いました。
「先週半ばのゲートの様子を見て、半信半疑な部分は否めなかったものの試しに金曜日に発走調教再審査を受けることにしました。結果はなんとか合格をもらえましたが、正直、ギリギリでした。というのも、ゲートを2回出さなければいけないところ、1回目は問題なかったものの、2回目の駐立のときにゴソゴソし始めました。何とかごまかすように体勢を整えて出すことができたので咎められることはなかったのですが、根本の部分が解決したというわけではありません。また、プレッシャーを最小限にしたいと考えてダッシュを利かせるときに騎乗者が馬上でしっかりと動かしていかないようにしていました。裁決からは出すようにと催促されていたのですが、苦しくなってしまうとまた大幅に修正しなければいけなくなるので、そのあたりのことを踏まえてギリギリのところでバランスを取って対処してもらい何とかクリアできました。
2つの大きな関門を突破できたのでひとまずホッとしていますが、そこがゴールではないので今後に向けて進めていかなければいけません。北村ジョッキーに手伝ってもらいながらここまで来ていますが、ジョッキーは歩様、特にトモのハマりがあまり良くないと報告してくれるので、そのあたりのことを週末、そして水曜日と強めの調教を行う中で確認しました。まず週末はスタッフを背にして坂路で少し動かしたときは4ハロン55秒の予定が57秒になりました。それはジョッキーが言うようにトモのハマりがひと息で思うように推進していかなかったことが一つの要因としてあったようです。
そして今週は水曜日にポリトラックコースで時計を出しています。トモのことがあるので違うシチェーションで動かしてみたということ、あと、両前脚、特に右前脚の球節部が擦り剝けてきてウッドチップコースで強めの調教をしづらい状況にあるため、ポリトラックを選択して動かしました。その時の動きでは騎手が乗った時や週末のような感触になることなく上手くフォローできているような走りでした。現状では何とも言い難いので、このままおいてギリギリのところまで進めてみて、競馬まで行けるのかどうかを探っていきます」(木村師)
ゲート試験に合格しました!
何とかギリギリという感じではあるようで、練習は今後も必要そうですが、まずは出走するための課題を2つクリアしてくれました。
とはいえ、競馬に使うにはまだ態勢が整い切れていない印象ですね。
気性面の難しさもある仔なので、先生も慎重に対応してくれています。
復帰までの道のりはまだありますが、着実に前進してくれています。
今後もじっくりと健康に気を付けて頑張って欲しいと思います!
(^^)/
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