上野からの臨時夜行バスに乗るため、

先ずは新大阪から東京に向かった。

 

 

東京駅もあちらこちら停電していた。

こんなに薄暗い東京駅を見たのははじめてだった。

 

 

山手線で上野駅に向かい、

上野駅で所定のところで臨時運搬用バスに乘る予定。

 

 

臨時バスなので、バス停などなく。

本当にバスが来るのかも怪しく感じるほど。

 

 

上野駅周辺のネオンも明かりもスッカリ消えていた。

普段いかに無駄な電力を消費しているかということだ。

 

 

その時は感じた。

ネオン街に行くことなど、

スッカリ無くなってしまったが、

いまだ凄いのだろう。

 

 

約束どおりきてくれた臨時バスに乗り込んで、

ほっとした私はしばらく仮眠を取った。

 

 

そのバスは仙台行きで、

仙台の在住の同級生のお寺にアポを取っていた。

 

 

仙台駅から少しのところに、

大学寮で一緒に過ごした同級生のお寺があった。

 

 

かなりの揺れが有ったそうだが、

お寺は無事だったとのこと。

 

 

2〜3時間滞在した後、

今回の目的を話すと2〜3の現場を一緒に当たってくれた。

 

 

大阪をでる前、

あらかじめ探しておいた市町村の住所に向かった。

 

 

仙台でボランティアできるところを探したが、

仙台市内も倒壊がひどく、

ボランティアを受け入れてくれる状態でもなかった。

 

 

急遽、仙台では求められていないと判断。

予定をはやめて、

宮城県の石巻に向うことに決めた。