「君たちはどう生きるか」 ゴールデン・グローブ賞のアニメ映画賞を受賞
解説文章、雑誌、動画、新聞などいろんな媒体で取り上げられたのが印象的でした。
私は、公開日に見て、すぐに雑な感想を書きましたが、思いの外アクセスがあって
世の中に認められるには、こんな感じの努力が必要なんだと、思ったしだい。
まだ読めていませんが、普通の書店では入手できない公式ガイドブックがあるようで
これが1300円ぐらいでかなり内容があるらしい。
日経の上記記事を引用しますが、「公式ガイドブックによると、吉野源三郎の著書から借りた「君たちはどう生きるか」という題名をめぐり、宮崎監督は「それは、自分はどう生きるかであり、何をもって観客にむかいあうかである。人生の危機にあって、見たくないもの、あばかれたくないものを見すえ、跳躍しなければならない」と意図をしたためた。」
とありました。
今作の特徴として、目を背けたくなるようなシーン、トラウマになりそうだったり、
トラウマになっているようなシーンが多いのが特徴としてあげられる。
主人公はそれと対峙している、全然逃げない、、(お前ナウシカか)
あからさまな罠にも突き進んでいくのは、それが自身の闇をあからさまにしているからか。
今作の評として、こう生きろという映画ではなく、私はこう生きたという映画というのがあるが
先の記事からすると
宮崎監督は、自身の見たくないもの、あばかれたくないものを見据えて、跳躍してきたということになる。
代表例としては多くの宮崎駿作品では、母親が重要であり、自身の体験と対峙し、跳躍し作品に投影してきたという事なんだろう。
自身の人生を元に映画にしているのか。
当たり前ですが、やっぱ凄いな。
新年の抱負
「見たくない物、あばかれたくないものを見すえ、跳躍できるようになりたい」
アカデミー賞とってほしいな。