インナーチャイルド
時々、私のインナーチャイルドが顔を出す
ほんと、ひょっこり…
無意識っていうものは、ほんと怖いよ
いつもの普通の生活の出来事の中で
気が付かないうちに
自分の心の傷に触れたと思う出来事に遭遇した時
ジワーッと心に沁みていく…
沁みるって痛いのよね…
そして、私の場合
その心の反応の理由を、すぐに自覚できない
すぐに理由がわかる事もあるけど
その時は、ほとんど傷は治っていいて
治癒後って感じだから、心には沁みない
「そんな理由で悲しんでた事もあったな…」で終わる
前に心理セラピストの先生が
「すごーく昔のことも、つい最近のことも何一つ
潜在意識は忘れていない」
って言っていて、今それを再び実感している
だから
心に沁みそう、感じそうだなと予想した時
気持ちがモヤーっとする
誰でも、「なんとなく嫌な感じがする」って気持ちあるよね？
理由ははっきりしないし、自分の思い込みとか勘違いとか
だと思っているけど、当たっているの
直観ってやつだね
私はインナーチャイルドを知ったのは5年前
そのきっかけは
自分の気持ちが自分でわからなくなったこと
自分がどうしたいのか？
どうすれば自分が良いのか？
なぜかわからないけど、自分を恥ずかしく感じる
そんな理由で、心理カウンセリングに通うようになり
そこでインナーチャイルドを知って学んだ
心の仕組みや出来事に対しての感じ方には
生育環境が影響されていること
それが価値観となって、大人の自分を苦しめていること
など、様々なことを学んで今の私が存在している
私の場合は、自分の気持ちがわからなかったのは
感情を出すと、親に怒られていたし、
うちの一家（両親だけではなく、親戚も含む）自体が
そんな感じなの
常識的で、すごい強い信念をもった長女（私の母の姉）がいて
その長女の価値観が、今の一家の価値観になっている
一家のルールがたくさんあるんです
どの家庭にも家族のルールとか歴史ってありますよね？
自分たちが学校へ行きだして、他の人と接するうちに
色んなことを知り、視野が広くなって成長していくと
自分の家庭にルールがあるんだと言うことを
初めて確認できるんじゃないかな？
だってそれまでは一家のルールは、自分には常識だから
周りの家庭も同じなんだろうと、思っていた
でもそれぞれ違うって言うことを、成長とともに理解していく
その価値観を更新できない時
昔の傷を思い出すような、似たような出来事を思い出した時
傷が治りきってない時
何かの拍子に、インナーチャイルドがひょっこりはんする
思い出した時は
２、３日は涙が出てくるんよね、自然に…
色んなことに敏感になっているから
テレビやネットを見ていても、それに関連するような事だと
自分が判断した時、ポローっと出てくる
そうしているうちに、理由がわかってきて自覚できる
「私、もっとこうして欲しかったんだな」
「誰かに話したかったんだな、慰めて欲しかったんだな」
って自分のインナーチャイルドと話し合える
これが自分と向き合うってことだよね
当時の自分に帰っているような状態だから
泣きたいだけ泣けばいいの
（この時の状況はヒプノセラピーだと私は思っている）
泣きたくても泣けなかったから
傷がそのまま残って、それを引き継いでいるんだもん
そして自分の気持ちがわからなくなっちゃったんだから
それが終わったら、気持ちが穏やかになっている
過去のことだから、出来事自体は変えられないんだけど
その出来事に対する、自分の感じ方が変わるから
気持ちがとてもスッキリしている