カミサンにこんなに言って貰える福山さんて、京都市長にぴったりだと思う | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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京都市長選挙が始まりました。
所得格差拡大で苦しむ人たちに、消費税の引き下げ実現で一致するれいわと共産の共闘が進む京都市長選挙。
全国で進む立憲野党の共闘を京都で止めるために、自公と隠れ自公の前原が共闘して現在大激戦となっています。
これは京都市長選をたたかっている福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)さんが、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。
泣けます。皆さんも是非読んでください。



「結婚してしばらくは夫は司法試験の受験生だった。彼は宿直バイトを掛け持ちし、私はあちこちで英語を教えたりイラストの仕事をしたりしていた。二人ともアルバイトで貧しく、入るとき不動産屋さんが「お客さん勇気ありますね」と言って紹介してくれた、家賃が激安のアパートに住んでいた。もちろん子どもを望む余裕はなかった。

阪神淡路大震災をきっかけに少し安全そうなハイツに移ったが、いろんなモノを部屋に持ち込むときに、きっちり大きさを考えないと、置き場に寸分のゆとりもないほど狭いハイツだった。

私が持病を悪化させて仕事を辞め療養生活に入った時、どうにもいかなくなって、夫は背水の陣を決めた。アルバイトをすべて辞めて一年間受験に専念した。そしてこれでダメなら弁護士はあきらめると言った。

子どもの頃の極貧生活。アルツハイマーのお祖母ちゃんの介護。様々なアルバイト。いろんなことを経験してきた夫には、私はどうしても「民衆の弁護士」になってほしかった。私は思うに任せない体で祈ることしかできなかったが、なんと、その年、夫は司法試験に最終合格したのだ。これほど嬉しいことはなかった。

自分よりはるかに年の若い人たちと「同期の」習修生となり、夫は生き生きと過ごしていた。そして弁護士さんになったのは2001年の秋。私たちは二度めの引っ越しをした。

それからしばらくして私は上の子を身ごもり、母となり、しっちゃかめっちゃかな日々に突入した。

だから弁護士として彼がどんな仕事をしていたかよく知らない。

あとで彼が中国残留孤児の仕事をしていたとかアスベスト訴訟の仕事をしていたと、何かの彼の紹介文などで知って

「ああ、だから一時期、あんなに中国の餃子をもらってきていたのか」

と思い返すぐらい。ほとんど手弁当の弁護団に、中国残留孤児の人たちは「せめて」と、美味しい手作りの餃子を持たせてくれた。皮の分厚い蒸し餃子。

後に中国残留孤児の国家賠償訴訟について少し知るようになって

「ああ、夫は尊い仕事をしていたんだなあ」

と何年分もテンポずれまくりで思ったものだ。

アスベスト訴訟についても似たようなものだった。

夫は家では仕事の話をしないので仕事のことは皆目わからない。私は私で子どものことで精いっぱい。私は二人の子どもの母になっていた。

一度、夫に「アスベストって何?どう苦しいの?」と問うた時、彼は

「石綿の害で、中皮腫になって、四六時中細いストローで息をせなあかんようなもんや。とにかく生きてる間じゅう苦しいんや」

と教えてくれた。

私はそれを聞いただけで、被害者の方がどんなに苦しんで亡くなっていったのかと思い、つらくなった。そんな方たちを助ける仕事をしてきた夫を改めて誇らしく思った。

夫は弁護士として働きながらたくさん勉強している。その勉強は受験生をふるい落とす試験に合格するための勉強ではない。困っている人たちを助けるための直接的な勉強だ。たぶんたくさんストレスもあるだろうけど、私は本当に彼が弁護士さんになれてよかったと思う。

もし市長さんになれたら、困った人がそもそも出ないような市政の仕組みづくりに邁進するだろう。

「一度試しにやらせてやってはくれませんか?」そうハンドマイクで言って歩きたいぐらいだ。

相手は自公+隠れ自公の前原。日本中に消費税引き下げの声を拡げるために京都に革新の灯をともしましょう。」

 

 

 

 

 

 

京都市長選2.2決戦 「建つのは保育所や特養」

福山候補訴え 広がる対話

2020年1月23日

 

 「普通の市民のための市政に」と京都市長選(2月2日投票)で連日訴える「つなぐ京都2020」の福山和人候補(58)。街頭でも市民との対話が広がっています。

 

 ○…「私が市長になったら『市庁舎に赤旗が立つ』という人がいるが、私が市長になったら建つのは保育所や特別養護老人ホームです」。福山候補が22日、伏見区醍醐でそう訴えると、高齢の女性が駆けより「老人ホーム頼むで」。別の場所で福山候補が「子どもに弁当がつくれない私はだめな母親でしょうか」という女性の話を紹介し、「悪いのはお母さんと違うで。政治のせいや」と訴えました。演説後、ある女性が福山候補に話しかけ「弁当がつくれないお母さんって、それ私のこと」といい、福山候補が掲げる全員制の中学校給食の実現を切望しました。

 

 ○…「このビラはどのぐらいの規模で配っているの。もっと配る必要があると思う。知り合いにも渡したい」。下京区の「つなぐ京都2020」の事務所には、植柳小学校跡地にホテルを建設する計画に反対するビラを見た女性から電話がかかってきました。

 この女性は事務所に来て、ホテル建設反対の30~40枚のビラを受け取り町内で配りました。「ビラを受け取った人々の反応はとてもよかった。今回のホテル建設の計画はあまりにもひどい。私たちの学校を無くさないでほしい」。女性は、町内で配りたいと福山候補の公式LINEのビラも受け取りました。

 

子育て・まちづくり、福山さんに期待

 ○…京都市上京区の同志社前。2人の子どもと一緒に福山和人候補の訴えを聞いた女性(42)は「一つの政策が一つの世代だけじゃなく全ての世代のためになる」という主張が印象に残ったと語ります。「娘がもうすぐ中学生になるので給食は助かる。有機の食材をつかった食事は子どもにとって安心だし、地産地消で地域の農家のためにもなるので、ぜひ実現してほしい」。下の子どもを認可外の保育園に預けています。「教育の観点に共感してその保育園を選んだ。でも市からの援助がないので、施設などには問題がある。無認可保育園への対策も」と福山氏へ期待を寄せました。

 

 ○…タクシーの運転手さんと対話になりました。「タクシー関係者は『門川市長はアカン』てみんな言うてますわ」と運転手さん。理由を聞くと、「ホテル、民泊あんだけつくっといて、最近になって『お断り宣言』とか、わけのわからんこと言うてる。『今ごろわかったんか』てみんなあきれてますわ。四条通(河原町―烏丸間)も勝手に車線減らされて、お客さん乗せるために止めることもでけへんて怒ってます。『もう門川には入れん』という人も多い」とのこと。「でも、観光客が増えて、利用者も増えたのでは」と聞くと、「アジアからのお客さんはタクシーをめったに使いません。大きい荷物でバスの混雑が大変なことになってる」。最後にしみじみ言いました。「(観光客が増えたら)お金を落としてくれるからええのかもしれんけど、京都のまちの風情はお金でどうこうなるもんと違う。門川さんはそんなこともわからんのかな」

 

 ○…19日の福山候補の出発式に参加した立憲カフェ京都共同代表の吉村直子さん。「考えの違いはあっても、安倍政権は政策以前の問題。民主主義をこわし、うそをつく政権は代えないといけない」と語気を強めます。国政で野党共闘が進む中、京都では2018年の知事選に引き続き、今回の市長選でも与野党相乗りとなっていることをとても残念がります。一方で福山さんを推す「つなぐ京都2020」は、知事選でさまざまな市民団体との連携を実現し、今回の市長選では、日本共産党に加えて、れいわ新選組が初めて参加することにより、国政政党との連携もさらにバージョンアップしたと語りました。          「しんぶん赤旗」より