危機における指導者の言葉と所作/安倍首相というのは、本当に災害対応がなっていない。 | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

「原発なくそう ミツバチの会」の活動報告や事務局ノブクンの日々のつぶやきを発信しています。

日が経つにつれて、甚大な被害がますます明らかになっていく台風19号。

なくなった方もどんどん増えているし、崖崩れによる交通遮断、家屋や工場などの倒壊や浸水、そして農業被害。

農家の方たちが丹精込めて育ててきた作物が一瞬にして駄目になる。本当に悲しい。

 

台風19号 農業被害深刻

農民連 救援活動

2019年10月16日

リンゴ落果 ハウスに土砂流入 稲流失

 「農民運動全国連合会(農民連)の災害対策本部は、13日から14日にかけ、台風19号による被害状況を各地の会員・組織などから聞き、まとめました。

 現時点で農民連会員の人的被害はありませんが、稲や果樹、露地野菜などの冠水・倒伏・倒木、ビニールハウスや作業小屋の倒壊、水田などへの土砂流入、畜舎の冠水など農作物や農業施設に被害が広がっています。

 各地の農民連組織では、救援・復旧活動に取り組んでいます。

 農民連に寄せられた被害報告の一部から

【岩手】3分の1から半分落果したリンゴ農家も

【宮城】川が決壊して肥育農家の牛舎が浸水、牛1~2頭が水死▽タマネギの苗畑が浸水。病気が心配

【福島】ハウスが倒壊▽倉庫やハウスに土砂が流入▽リンゴ畑の冠水

【群馬】田んぼが浸水

【茨城】ハウスの倒壊と浸水、露地野菜が風ですれ、今後の病気が心配

【埼玉】ハウスや畑が浸水、キュウリ、ウリ、ダイコンが水没

【神奈川】あと1週間で収穫だったダイコン、春菊、空芯菜が風ですれた。病気が心配

【新潟】阿賀野川の水位が上昇して河川敷の畑が冠水

【長野】刈り取って天日干ししていた稲が流失▽田んぼで一部土砂が流入し、来年の作付けにも影響が出るおそれ▽リンゴ園が水没

【静岡】伊豆地域でシイタケの原木の倒木、田んぼの冠水・稲の倒伏

※栃木県、千葉県などは調査中

農水省に要請へ

 農民連の吉川利明事務局長の話

 被害はかなり広範囲に及んでおり、大きな影響が出ることが予想されます。

 ちょうど東北地方では、コメの収穫時期を迎えていました。収穫前の作物被害は共済の対象になりますが、収穫して農家の倉庫に積んでいた作物は対象になりません。制度の「抜け穴」になっています。想定外の被害が見込まれます。

 長野県では、リンゴが泥水につかるなど被害が出ています。傷みやすいので、加工用にも回せない可能性があり、影響ははかり知れません。

 農民連は各地で救援・復旧、支援募金などに取り組んでいます。来週にも、被害救済を求め農林水産省へ要請する計画です。」

                                                   「しんぶん赤旗」より

 

 

こう言う状況を、撤回したとは言え「まずまずだった」などと与党の幹事長が平然と言ってのける安倍政治。

その弊害を日本国民はきちんと認識しないと駄目だ。

「安倍やってる感」だけ放映しているNHKニュースなんかに目くらましされていると、自分の首を絞められる。

 

水島朝穂早大教授「平和憲法のメッセージ」は、この間の時間経過を踏まえて、安倍政治を痛烈に批判している。

 

「台風15号の時、災害対策の責任者、森田健作・千葉県知事は何をしていたのか。帝国ホテルで米国の州知事と乾杯していた。その後も、千葉県民の命を守る行動の先頭に立っていない。東電に対しては「不眠不休でやってほしい!」と厳しい口調で批判しながら、市民団体が情報公開請求で開示させた「知事の行動予定表」によれば、この知事は年間151日が休日で、登庁した時も職員と話す時間は「1日1時間以下が62日」という(『週刊文春』10月3日号)。こんな休眠状態の知事に、緊急対応ができるはずもない。

 

今回の台風の時、国土交通大臣は何をしていたか。公明党の新米大臣はまったく顔が見えなかった。防災担当大臣も同様である。これも任命権者の安倍首相自身が、災害対応がお嫌いということで、致し方ないのかもしれない。台風19号が関東、東京をめざして近づいているのに、なぜ、防災服姿で緊急記者会見をして、台風への対応をしている「格好」をつけないのだろうか。これだけは本当に不思議である。

 

台風上陸の前日、安倍首相は国会のあと、店内の貯蔵庫に4万本のワインを揃える高級フランス料理店(有楽町)で、気の合うメンバーで食事をしていた。首相動静欄をみる限り、「いま、そこにある危機」に本気で向き合う姿勢も気迫も感じられない。台風上陸の当日は、前述のように、公式には誰にも会わず、公邸にこもったままだった。チコちゃん風にいえば、「ボーっと首相やってんじゃねーよ!」、である。安倍首相は「国民に叱られる」でなければならない。」

 

 

全文は下記から

 

「東日本大水害」と政治――「危機」における指導者の言葉と所作(その3)

 

 

「東京新聞」本音のコラムで文芸評論家の斉藤美奈子も、痛烈な批判を飛ばしている。

 

 

 

 

我が家は相変わらず断水が続く。

来週まで蛇口をひねっても水が出ない日々になりそうだ。

哀しいことに、習慣で手を洗ったり、食器を洗おうとすると水栓を回してしまう。

水のない山小屋にいるのに似ている。歯磨きなんか山で鍛えた少量水処理だ。

まあ温泉は出ているのでお風呂には入れるのが天国か。

今日も高齢の女性宅に6リットル入りの水パックを届けてきた。

ついでに温泉も使えないと思っていたようなので、風呂が使えることも教えてあげた。

一人住まいで病弱な方だから、大変喜ばれた。

 

我が家から5分ほど歩いた所にある崖崩れの直撃を受けた家。

 

 

道路から2メートル位ずり落ちて、再び大雨に襲われたら、一気に崩落しそうだ。