「痴漢の触る権利を保障すべきだ」の『新潮45』休刊騒動にみるこの国の“言論” | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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「新潮45」の休刊問題、この国の文化程度を現す指標なのかも知れない。

 

 

「痴漢をやめられないのは脳由来の症状で、だから権利を保障すべきだ。なぜなら、LGBTが論壇の大通りを歩いているのは自分にとって死ぬほどショックだから、LGBTの権利を保障するなら痴漢の権利も保障すべき」(安倍応援団で自称・文芸評論家の小川榮太郎)こんな文章が平然と掲載された「新潮45」

 

「HUNTER」がジャーナリスト斉藤貴男のインタビューを掲載していた。

言論文化のネトウヨ化とフェイクニュースの横行って、もの凄く深刻な状況。

ネットの便利さは凄いけど、一方で負の側面も非常に大きくて、今日が投票日の沖縄県知事選挙でもフェイク情報が飛び交っているようだ。

 

沖縄タイムスが検証の対象とした問題のフェイク情報(偽ニュース)は、次のツイッター。「3561件のリツイート、5797件のいいね」がついている。

 

「情けなくて涙が出てくる。こんな人が県知事候補ですか。
「私には米国人の血が流れてるから米国に物が言える」
…共産党出馬の翁長知事が訪米しても政府関係者の誰にも会えなかったし、沖縄の米軍基地の中にすら入れなかったのに、ハーフってだけで米国に堂々と意見できるとか、いい加減にしなさい
                   するめのよっちゃん#沖縄は日本だ(2018年9月14日)」

 

 

翁長さんが共産党から出馬!!? 

本当だとしたら沖縄の共産党は凄いねっ。

米政府関係者に会えなかったというのも同行記者が会見の状況を既に記事にしていた。

こんな嘘八百が飛び交って、投票行為に影響を与えるとしたら、その選挙結果とは何なんだろう。

 

斉藤貴男は次のように述べている。

 

 「斎藤 駅のキオスクとかに雑誌と新聞を卸している鉄道弘済会が10月に撤退するんです。とりあえず雑誌についてはトーハン、新聞については別業者が跡を引き継ぎますが、公益財団法人の鉄道弘済会が「儲からない」ってやめたものを株式会社がやっていけるのか。私は無理だと思うし、そうだとしたら駅構内から新聞と雑誌が消えてしまう可能性が高い。これは事実上の焚書だと思います。

 

もし駅で雑誌と新聞が買えなくなったら、現実的にはコンビニと本屋しか残されていませんよね。しかしコンビニの場合は公共施設ではないから中身への介入が大きいんですよ。いまでさえ雑誌でコンビニ批判はできないのに、その傾向は加速するでしょう。なにより雑誌などの売上の半分は駅売りであり、それがなくなったら雑誌で成り立つ出版社はなくなる。そこにもってきて中身がこれでは無理してやる意味があるのかという話になるでしょう。」

 

 「斎藤 作家の林真理子さんの夫は、大手企業で長年勤めた後に定年退職されたらしいんです。林さんの家では『朝日新聞』と『しんぶん赤旗』をとっていて、これは山梨の実家でずっとそうしていた影響で、林さんの信念になってるらしくて(笑)。でも夫が定年で辞めて家にいるようになると、「朝日なんか読むのはやめろ」と言い出してネット右翼になっちゃったと。なんでも、図書館に行くのが面倒なので、無料で読めるデジタル産経ばかり読んでいるうちにすっかり染まっちゃったらしいんですね。理屈はわかるんだけれど、あまりにも頭が悪いというか、ずっと大手企業で働いてきたいい歳こいた大の男が何をやっているんだという思いはあります。

 

 こうしたことって実は昨日や今日に始まったことではなくて、ネットが普及する以前からあったことなんです。1980年代に「ジャパン・アズ・ナンバーワン」って言い出したときも、もともとこの言葉はアメリカが日本人をおだてるためにつくった言葉なのに無邪気に信じていた。もしかしたら日本はずっと空っぽのまんま、今まで来てしまったのかもしれません。」

 

http://hunter-investigate.jp/news/2018/09/28-shincho45.html

 

 

その沖縄は台風の直中か。玉城デニー当選の報を聞きたい。

今夕は静岡方面も暴風雨かな。被害が大きくならないことを願う。