昨日の朝の馬鹿騒ぎは何だったのか/「完全に把握」(安倍晋三)していたなら、あんなに騒ぐな!! | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

「原発なくそう ミツバチの会」の活動報告や事務局ノブクンの日々のつぶやきを発信しています。

昨日の朝、テレビを付けたらどの局も北朝鮮ミサイル発射報道一色。NHKの午前7時前は地上波・BSの4局とも同一番組でミサイルが飛んでくると大騒ぎ。

何だか「臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。
大本営陸海軍部。十二月八日午前六時発表、帝国陸官軍は、本八日未明、西太平洋に於いて、アメリカ・イギリス軍と戦闘状態に入れり。
<大本営陸海軍部発表(十二月八日午前六時)>」という歴史的放送を想起させた。

安倍晋三は早速の記者会見で、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け首相官邸で記者団の取材に応じ「発射直後から北朝鮮ミサイルの動きは完全に把握していた。国民の生命と安全を守る万全な態勢を取っている」と語った。

それなら、日本の遙か上空500㎞以上の宇宙空間を飛んで日本本土から1100㎞も離れた公海に着水したと言うことも分かっていたのだろうから、馬鹿騒ぎを沈静化させれば良いじゃないか。

まあ安倍晋三にとっては北朝鮮ミサイルは自らの政権浮揚に格好の材料だから、煽るだけ煽らさせたんだね。

 

ところで外務大臣の河野太郎が、こんなお馬鹿発言をしていた。

ホントにこんなのが外務大臣で、好戦性しか売り物がない小野寺五典が防衛大臣じゃ、不測の事態で戦争突入なんてなりかねないから恐ろしい。

 

河野外相バカ丸出し 北海道上空通過に「北はひるんだ」

 

いたずらに刺激してどうする(C)日刊ゲンダイ

いたずらに刺激してどうする(C)日刊ゲンダイ

 

 河野太郎外相は、北朝鮮が予告していた米領グアム沖でなく、北海道上空を通過するルートで弾道ミサイルを発射したことについて、「米国の対応に北朝鮮がひるんだということはあるのだろう」と外務省で記者団に語った。

 バカ丸出しの軽率な発言だ。日本の外相が北朝鮮を「ひるんだ」と挑発し、カリアゲ独裁者をいたずらに刺激してどうする。相手は、逆ギレすれば何をしでかすか分からない連中なのだ。

 ミサイル通過を受け、安倍政権は圧力強化一辺倒だが、北朝鮮の朝鮮平和擁護全国民族委員会報道官は6月に出した声明で「有事の際には米国よりも先に日本の領土が焦土化され得ることを知るべきだ」と警告していた。安倍政権は自ら進んで日本列島をミサイルの標的にしているとしか思えない。

 

「日刊ゲンダイ」より転載

 


アジアプレスが北朝鮮兵士の現状をレポートしている。

食糧不足にガソリン不足、それでもミサイルと核兵器にだけは金をつぎ込む国の民も兵士も不幸だね。

 

<北朝鮮最新報告>今年も兵士は痩せていた   ミサイル発射の一方で栄養失調に苦しむ若い軍人たち

 

 

鴨緑江辺で沐浴、洗濯する若い兵士たち。あばらが浮いている兵士も。2017年7月平安北道朔州郡を中国側から石丸次郎撮影

 

「兵士たち、皆痩せてるなあ。小さいなあ」

7月末、朝中国境の川・鴨緑江下流で遊覧船に乗った。対岸の北朝鮮の兵士たちの姿を見た観光客から、こんな感想の声が上がった。

 

兵士たちは川辺に出て洗濯や沐浴をしている。皆半裸だ。胸が薄くあばらが浮いている。河原に座り込んで力なくうつむいたままの兵士もいる。

 

私が訪れたのは鴨緑江の水豊ダムの下流域で、北朝鮮側は平安北道の朔州(サクジュ)郡の青水(チョンス)里付近。中国の遊覧船が北朝鮮領に入り込んでかなり接近することができる。

 

関連写真:不憫な人民軍女性兵士たちの素顔 生理止まる栄養不良性被害も多発(写真4枚)

 

人民軍兵士たちの「痩せぶり」は、実は北朝鮮の国営メディアの宣伝写真にも現れている。体格のいい将兵ばかりを集めているはずだが、よく見ると頬がこけた者が多い。

 

「今年は兵士たちの痩せようが酷い」「栄養失調になって自宅に戻されたり、逃げ帰ってくる兵士が多い」

春先より北朝鮮に住む取材協力者たちから、こんな情報が頻繁に届く。

 

ミサイル発射を繰り返し国際社会で物議を醸す一方で、金正恩政権は今年も人民軍兵士をまともに食べさせることができずにいる。(石丸次郎)

 

 

 

7月4日の大陸間弾道ミサイル発射を祝う 集会に動員された将兵。よく見ると痩せて頬がこけ、あごが尖った者が多い。労働新聞より引用。

 

「アジアプレス」より転載

 

 

中国政府は次のようにコメントした。

中国自身がどう行動するのか、その決意を示す必要がある。

 

【8月29日 AFP】(更新)北朝鮮が29日、弾道ミサイル1発を発射し、日本上空を通過したことを受けて、中国は同日、朝鮮半島での緊張状態が「臨界点」に達したという見方を示した。

 

 中国外務省の華春瑩報道官は、北朝鮮に対する「圧力や制裁」では「問題を根本的に解決することはできない」と述べ、中国政府が求めている平和的な交渉を改めて呼び掛けた。

 

 華報道官は定例記者会見で、現況は「今や危機に迫る臨界点にある。同時に平和的な交渉を再開する好機もある」とした上で、「どうすれば朝鮮半島情勢の鎮静化を図り、この地域に平和と安定を実現できるかを、関係当事者が検討するよう望む」と述べた。(c)AFP