民進党は次期衆院選の小選挙区で、共産党との相互推薦を行わない方針を固めた。自由、社民両党との相互推薦は検討を続ける。また、共産党が求める共通公約も政党間の協定とはせず、昨年の参院選で市民団体の要望に各党が応じた形式を踏襲する。支持団体の連合に配慮し、共産党との共闘イメージを薄める狙いがある。複数の党関係者が１１日明らかにした。
１０日の執行役員会で相互推薦は行わない方針を確認。野田佳彦幹事長は９日のＢＳフジの番組で「自由党や社民党は（旧民主党）政権で一緒だった。推薦を出し合うかもしれない」とする一方、共産党との相互推薦は「困難だ」と述べていた。毎日新聞の集計では、民進、共産両党は１１日現在で１９６選挙区で競合する。共産党は「本気の共闘」を掲げて民進党に候補者調整を呼び掛け、相互推薦を求めている。しかし、民進側は支持層離れを懸念。相互推薦には応じずに「すみ分け」にとどめ、競合を避けるための候補者一本化を目指す。
昨夏の参院選では、全国３２の１人区で民進、共産、自由、社民の４党が候補者を一本化し、１１選挙区で野党系が勝利。また、市民団体「市民連合」がまとめた安全保障関連法廃止などを柱とした要望書に各党が調印した。【葛西大博】
「毎日新聞」より転載
この記事をよく読むと「すみわけ」という表現が出てくるが、相互推薦はしないけど民進党も共産党に候補者一本化する選挙区があっても良いよと読んで良いのか。
それとも、競合止む無しと読むのか。
いずれにしろ、民進党が共産党候補を推薦しないのなら、共産党も民進党候補を推薦するわけにはいかないだろう。
もう少しで当選という民進党候補にとっては逆風としか言いようがない。
そんなことでは安倍一強政治を変えることは出来ないのではないか。
憲法改悪路線まっしぐらということになりかねない。
そんなんで、良いのか！！民進党！！
腰の座らない民進党執行部の右往左往ぶりにはウンザリだ。
昨日「戦争させない静岡東部の会」事務局会議を開催し、「野党は共闘」世論を盛り上げるために、署名活動の展開や賛同団体や個人の拡大をどうしていくか相談したばかりだったが、まったくがっかりさせる話だなぁ。
僕らはとりあえず１月２８日（土）午前１１時から清水町｢サントムーン柿田川｣交差点で「平和といのちを守る！！野党は共闘」署名宣伝活動をやることに決めた。
国民世論の盛り上がりで腰の座らない民進党をシャキッとさせないと展望は出てこない。