赤ちゃんの泣き声を社会の幸せととらえる/たのべたかお候補(参院選栃木選挙区)の発言が良いねっ!! | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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本日(6月22日)、いよいよ第24回参議院議員通常選挙が公示。7月10日の投票日まで18日間の選挙戦の始まり。立候補を予想された顔ぶれは出揃い、届け出は午後5時に締め切られた。最終的な候補者数は、選挙区(改選数73)225人、比例区(改選数48)164人の計389人となったと報じられている。

 

関心の焦点は、選挙区議席73のうち32を占める1人区の当落。周知のとおり、この32の全選挙区で市民と4野党の共闘が成立し、4野党の統一候補擁立が実現した。これで俄然参院選には明るい希望が見えてきた。その希望を担う32人の候補者のお一人、たのべたかお候補(栃木選挙区・元NHK宇都宮放送局長)に触れたい。

 

当意即妙という言葉がある。望むべくしてなかなかできない。思い返して、あのときこう言えばよかったと悔やむばかり。ところが、本日(6月22日)の赤旗首都版に、この人を紹介する次の記事を見つけた。

 

「ある集会の会場で、赤ちゃんが泣き出したときのことです。
『赤ちゃんの泣き声が満ちる幸せな社会でありたい』と静かに語り始めた、たのべ候補。続けて『戦時中、沖縄の洞窟では、泣き声で敵に居場所を知らせてならないと殺された赤ちゃんがいた。そんな国にしてはいけない』とスピーチしました。
会場から割れんぱかりの拍手がわきました。」

 

見事なものだ。これは付け焼き刃ではできない。赤ちゃんの泣き声を社会の幸せととらえる感性。戦争の歴史をしっかりと踏まえた理性を前提としての「当意即妙」なスピーチなのだ。演説会場に赤ちゃんの泣き声は邪魔という感性ではダメ。討論会が1分遅れたからと癇癪を起こすアベには絶対に真似ができない。

 

赤旗の記事は、次のようにも言っている。
「NHK報道局で「特報首都圏」「BS経済羅針盤」「ニュース7」などの制作にたずさわり、湾岸戦争時にはヨルダンで取材し、武力で平和は築けないことを痛感したという、た のべ候補。立候補を決意した思いをこう語ります。
『戦争法の成立が強まり、籾井勝人会長の対応は、局内に閉塞感を増幅させた。報道姿勢にも自己規制がかかった。これを見逃していたらとんでもない未来になる。誰かに頼るのではなく、自分が行動すべきと腹を固めました』

野党共闘実現に大きな役割を果たした日本共産党にも深い敬意を表します。
『志位和夫委員長の呼びかけで野党共闘が進み、この場に立つことができました。選挙区候補を降りた小池一徳比例候補の分まで頑張り、勝利します』」

 

このような、共闘を支える人たちへの配慮、仲間への気遣いが、始まったばかりの共闘の信頼関係を育むことになる。

 

本日(6月22日)の毎日新聞社会面にも、野党の選挙協力が円滑に進展している例として、次のように栃木が引用されている。

 

「栃木選挙区では憲法記念日の5月3日、市民団体主催の憲法集会に民進、共産、社民などが推薦する無所属新人の田野辺隆男氏(56)が出席。各党の県組織の代表者がすべて顔をそろえ、『我々は田野辺さんを勝たせる』『力を合わせて必ず戦い抜く』と口々に訴えた。公示後の張り出し用として、各党の名前を並べた共通ポスターも用意され、準備は万端だ。

 

 円滑な連携の要因は、各党の仲介役を県内の市民団体の連携組織『戦争法の廃止と立憲主義の回復を求める県民ネットワーク』が担ったことが大きい。また、田野辺氏が昨年12月、参院選出馬のためNHK宇都宮放送局長を辞めた際、『反安倍(首相)陣営を結集したい』と無所属での立候補を表明。安保関連法廃止に加え反原発を前面に掲げる主張は、電力業界の労組なども抱える連合の反発が予想されたが、田野辺氏が協議の過程で『原発の後処理を頑張ってくれているのは、電力総連の皆さん』と配慮の姿勢を示し、『すんなりと田野辺氏への推薦がまとまった』(関係者)という。

 対する与党候補は再選を目指す自民党現職の上野通子氏(58)。10年参院選で民主現職の簗瀬進氏が小差で敗れたが、今回は旧みんなの党の約20万票の行方が勝敗の鍵を握る。民進党幹部は『共闘は非常にうまくいっており、追いつく可能性は十分ある』と期待する。」

 

候補者の人柄と能力もさることながら、陣営全体が共闘を大切にしている姿勢を窺うことができる。たのべたかお候補陣営に敬意と激励の惜しみない拍手を送りたい。

 

なお、同候補の公式サイトのURLは以下のとおり。
 http://www.tanobe.jp/

 

比例区の選挙結果は、党勢を比較的正確に反映する。だから、想定外の結果は通常ない。これに比して、選挙区選挙では、思いがけない結果が出やすい。とりわけ、参院選では改選数1の「1人区」の結果が情勢次第で大きく動き、票数僅差の議席の得失が積み重なって、選挙全体の勝敗を分けることになる。4野党の全1人区候補者一本化は、アベ政権を揺るがしかねない。アベは、正直に苦戦が予想される1人区から公示前の応援に回っている。

 

最近3回の参院選を見てみよう。

 

2007年選挙は、第一次アベ政権時代。アベ与党が小沢民主にボロ負けをして、この上なくみっともない、安倍退陣劇のきっかけとなった選挙だった。このとき、ボロ負けアベ自民の獲得議席数はわずか37。1人区(29選挙区)の勝者は、

 

  自民6 民主17 その他6。

 

2010年は野党だった谷垣自民が菅民主に圧勝した。そのときの1人区(29選挙区)の勝者は、

 

  自民21 民主8。(自民の獲得議席数51)

 

2013年は、与党のアベ自民が海江田民主に圧勝した。そのときの1人区(29選挙区)の勝者は、

 

  自民29 民主0 その他2。(自民の獲得議席数65)

 

このとき、旧民主党は1人区で1議席も獲得できなかった。その結果、国会の「ねじれ」が解消して「憲法の危機」が顕在化した。

 

そして、今回2016年選挙である。1人区で各個撃破されたその教訓を汲めば、野党の共闘しか選択肢はない。今回、1人区の野党統一候補の内訳は、民進公認15人、共産公認1人、無所属16人。

 

この野党の共闘に危機感を抱いたからこその「野合批判」の繰りかえしであり、反共キャンペーンでもある。アベの苛立ちと罵りは、恐れの表れとして、野党の自信の材料である。

もっとも、当然のことながら、野党4党の協力態勢には、各地で温度差がある。栃木選挙区の「たのべたかお候補陣営」のように、共闘間の信頼関係を育くんでいただきたい。そうして、今回の参院選で2007年の選挙結果を再現し、アベを2度目の退陣に追い込みたい。そのことが、憲法の危機を救うことになるのだから。
(2016年6月22日)

 

 

弁護士「澤藤統一郎の憲法日記」より転載

 

 

保育園の建設問題でもめていた地域もあったけど、僕は赤ちゃんの泣き声が大好きだ。

確かにうるさいかも知れないけど、命の輝き一杯だもの。

赤ん坊の泣き声がない世界など想像しただけでゾッとする。

この世界が終わることだから。

 

過日登った山梨県の岩殿山には稚児落としという岩場があった。

織田勢に攻め込まれた武田家家臣で、勝頼を裏切った小山田信茂の側室が落ち延びようとしていたとき赤児が泣き叫び、その泣き声で織田勢に気づかれるのを恐れて高さ100㍍はあろうかという崖から赤ちゃんを投げ落としたという言い伝えから附けられた名称だった。

 

 

 

沖縄の戦場でも同様なことが起きていた。

赤ちゃんが健やかに成長できない社会ほど不幸な社会はない。

 

参議院選挙序盤の世論調査では各社とも改憲勢力が三分の二に迫ると書いた。

いつからこの国の国民は戦争好きになったのかと思うけど、恐らく改憲隠しの自民党の戦略がマスコミの援護もあり今の所成功しているのだろう。

 

イギリスが国民投票でEU離脱を決めて、日本の株式市場は上へ下への大騒ぎだが当分円高株安が続き、公的年金への株の運用を大幅に高めた結果、その損失額も巨額になるに違いない。

誰か責任を取るのかね。

アホノミクスなんか影も形もなく、どこに吹っ飛んで行く事態が進行するがそれでも日本国民は自公に勝たせるのか。