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中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分について、静岡県の川勝平太知事は二十四日、「中部電力が出した核のごみは高レベル放射性廃棄物に至るまで、浜岡原発の敷地内で処理するべきだ」と記者会見で述べた。
川勝知事は、青森県六ケ所村で計画されていた核燃料の再処理について「実現可能性がかなり低くなった」との見方を示した。放射性廃棄物を原発の敷地外に持ち出せば「放射能が飛散する可能性がある」として「出したごみを自分で処理するのは当たり前。中電は安全に処分する方法を考える必要がある」とした。
国から最終処分場の「科学的有望地」として静岡県が選定された場合に受け入れるかどうかは明言せず、「国が最終処分場をここへ決めると言って、すぐに決まるものか。住民の意思を無視しては決められない」と話した。核のごみは、使用済み核燃料の再処理後に残る放射能レベルの高い液体。国は核のごみをガラスで固め、地下三百メートル超の地中に埋める「地層処分」にするとしており、今年中に地理的適性の高い「科学的有望地」を示すとしている。
「東京新聞」より転載
うーん、確かに自分で出したゴミは他に引き受けてがないなら、自分の所で処分すべきという言い分は一般的なゴミなら分からないでもない。
我が家は生ゴミは全て自宅の畑で埋めて、野菜の肥料にしているけどなぁ<(_ _)>
しかし核のゴミとなると、ことはそう簡単ではない。
浜岡原発は東海地震の震源域の真上に立っている。
こんな所の地下に核のゴミを埋め、無事で有り続けると考えるのは楽観的すぎる。
万一の時は海流に乗って、太平洋の汚染は取り返しがつかなくなるだろうし、遠州灘から駿河湾、相模湾、東京湾、そして銚子沖あたりまでの沿岸部は高濃度の汚染に見舞われる可能性も高いと思う。
被害の拡大が容易に想定される地下への埋設なんか、簡単に言うべきではないだろう。
要は、核のゴミの処分の方法がないままの再稼働なんか絶対認められないと言うことだ。
川勝さん、再稼働は安易に認められないという意思を貫いて下さいよ。