参院選の目標 首相「改憲勢力3分の2」 おおさか維新など連携 | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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 安倍晋三首相は十日放送のNHK番組で、夏の参院選では自民、公明両党のほか、改憲に前向きな野党勢力と合わせて国会発議に必要な三分の二以上の議席確保を目指す考えを明言した。「おおさか維新もそうだが改憲に前向きな党もある。未来に向かって責任感の強い人たちと三分の二を構成したい」と述べた。 (関口克己)

 具体的な改憲項目については「これから議論がさらに深まっていくだろう」と述べるにとどめた。発言は九日に収録された。


 自公両党は衆院で定数の三分の二を超える三百二十六議席を持つ。首相は参院選で、与党だけで三分の二の確保は難しいとして、おおさか維新などに連携を呼び掛けた。


 同じ番組で、おおさか維新の片山虎之助共同代表は「本当の分権国家にするため憲法改正を考えている。できるだけ早く案をまとめたい」と、改憲で自民党と連携し、党改憲案を早期にまとめる考えを示した。


 日本のこころを大切にする党の中山恭子代表も参院選で改憲は「最重要課題だ」と指摘。「自主憲法を日本人の手で作り上げなければいけない」と述べた。


 公明党の山口那津男代表は「単に国会の中の数合わせだけでは済まない。おおさか維新のみならず、その他の野党も含めた幅広い合意形成の努力が重要だ」と首相をけん制した。


 これに対して、民主党の岡田克也代表は「改憲勢力が参院で三分の二を確保すれば、首相は必ず憲法を改正する。絶対に阻止する。九条(改憲)が首相の悲願だ」と強調した。民主党と衆院で統一会派を組む維新の党の松野頼久代表は「九条ではなく統治機構改革のための改憲が必要だ」と述べた。


 共産党の志位和夫委員長は「明文改憲は絶対に許さない」と主張し、社民党の吉田忠智党首は「改憲勢力に三分の二を与えない」と述べた。生活の党の小沢一郎共同代表は「自公と(おおさか)維新合わせて三分の二になると心配している」として、改憲を阻止するため、野党の選挙協力が必要と訴えた。


 民主、維新、共産、社民、生活の野党五党はそろって、集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法の廃止を求めており、廃止法案の共同提出を視野に入れている。

その安倍晋三の決意とはこんなことだ。


首相、父の墓前で決意 「日本のため全力尽くす」

 

 安倍晋三首相は10日午後、地元の山口県長門市を訪れ、昭恵夫人や母の洋子さんと共に父の故・晋太郎元外相の墓参りをした。その後、記者団に「首相として4年目を迎え、今後も日本のために全力を尽くしていくという決意を伝えた」と語った。首相の地元入りは昨年8月以来。

 首相は長門市で開かれた自らの後援会の会合で、夏の参院選に向け「日本が世界の真ん中で輝く国となるよう全身全霊で打ち込み、結果を出していく。そのためにも安定した政治基盤が必要で、負けるわけにはいかない」と訴えた。


 11日は下関市で後援会の会合に出席し、帰京する予定。

以上「東京新聞」より転載




 NHKは今年の参議院選挙で選挙権を得る18歳19歳の政治意識を調査しているが、それによると74%の若者が今の政治のあり方に満足していないと答えている。
また生活と政治はどの程度の関係にあるかとの質問には、大いにが33%、ある程度関係あるが46%と79%の若者が関係あると考えている。
またいまの政治が変わって欲しいかと言う問いに大きく変わって欲しい27%、ある程度変わって欲しい61%と88%もの若者が変化を希望している。
憲法9条について、改正する必要があるかとの問いには必要はわずか16%で必要がない57%となっている。

この回答を見る限り、今の若者の政治意識は健全と言って良いのではないかと思う。

しかし民主党の岡田代表は参院選1人区は民主党候補に一本化すべきなどと言い始めた。
そんなことで野党共闘が前進するはずないではないか。
安倍自公政権誕生の最大の功労者である民主党が再び自公両党に塩を送るかの動きに批判を強めないとまずいだろう。

戦争と平和のせめぎ合いの中で、国民世論の多数をどちらが獲得できるか。
日本が世界の真ん中で輝く国なんかにならなくて良い、すべての国が輝く世界を作り出すことこそ大切だと訴えられる共同の輪を拡げたい。