時給賃金1000円に必要な財源は二兆八千億円/大企業の貯め込み利益は509兆円 | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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 労働運動総合研究所(労働総研)が7日に発表した春闘提言「目先の利益ばかり追求する経営を改めさせ大幅賃上げを」では、内部留保を活用すれば、働くルールを確立し、雇用条件を改善できるとしています。

 一つは、最低賃金を時給1000円へ引き上げることです。これに必要な原資は2兆9800億円です。


 もう一つは、働くルールの確立です。サービス残業(賃金不払い残業)を根絶するために、日本全体で349万人の雇用増が必要となり、必要な原資は9兆2600円だとしています。年次有給休暇の取得率が48・1%になるもとで、完全取得には、130万8000人の雇用増を必要とし、その原資は4兆2300億円。週休2日制の完全実施のために、8万5000人の雇用増が必要であり、原資は4200億円としています。


 正規雇用を望む非正規雇用労働者482万5000人を正規化するには、9兆円の原資が必要としています。


 これらの課題をすべて実行するには、25兆8600億円が必要です。


 内部留保は、2013年度の資本金各規模あわせて509兆2000億円あり、この5%強を活用すれば、実現できるとしています。また、2013年7~9月期から2014年7~9月期の間に増加した内部留保42兆8000億円の60・3%であり、これ以上、内部留保を増やさない経営に転換するだけで、持続的に実行することが可能だとしています。



「しんぶん赤旗」より転載



トヨタの貯め込み利益は一社だけで13兆8,630億円!
大企業が労働者から搾り取った利益の一部を還元するだけで、日本の労働者の賃金を大幅に改善することが出来る。

時給1000円なんて、こうした水準から考えると、まったく問題のない金額なのだ。
しかし時給1000円でも、年間2000時間働いても、年収は200万円にしかならない。

パート労働者の年収が200万円に届かないという低賃金なのは、最低賃金制のあまりの水準の低さにあることは明らかだ。
こんなことをやっていると、日本の将来は開けない。

経団連が率先して、せめて時給1000円を主張したら、日本の景気も少しは回復するんだろうけどね。。