ダダ漏れは数字で歴然…汚染水「ブロック」はやっぱり大ウソ | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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  やっぱり、安倍首相の発言は大嘘だったのか。大きな話題を呼んでいるのが福島沖30キロの汚染データだ。国は「財団法人海洋生物環境研究所」などに委託し、海水中の放射性セシウム137などの濃度を調べているが、この値が2~7ミリベクレル/リットルで、いまだに原発事故前の数倍、場所によっては数十倍のレベルが続いているのだ。


 事故直後は通常の20万倍もあったから、それに比べれば急減しているが、専門家によれば問題は低下のスピードが鈍化していることだ。事故から3年たっているのに元の水準に戻らないのは、「福島第1から外洋へのセシウムの流出が続いている」と考えるべきなのである。東京海洋大の神田穣太教授が言う。


 「調査方法は海水20リットルに試薬を入れて、セシウムを吸着させた粉末を集めて調べる精緻なものです。このレベルであれば、環境や魚に影響が出ませんが、セシウム137は自然界に存在しない。その値が事故前の水準に戻らないのは、今も何らかの形で供給が続いているということです。

福島原発の港湾はシルトフェンスで取水口などが覆われていますが、完全に遮断できるものではない。海水は入れ替わるので、遮断されていれば、外洋と汚染レベルが一緒になりますが、今も港湾内の汚染レベルは高い。つまり、今も汚染水が流出していると考えるのが妥当なのです」


■漏洩箇所はいまだ不明


 福島沖ではいまも規制値を超える魚が出ることもある。
「これもどこかから放射性物質が入り込んでいなければ、説明がつきません。エサかも知れないし、岩陰のホットスポットのようなところがあるのかもしれない。しかし、我々はそれを見つけられていないのです」


  神田教授によれば、流出をストップさせるには、漏洩箇所を突き止めなければいけないが、「建屋の地下なのか、トレンチなのか、他の滞留箇所があるのか。ソースはわからない」という。


  安倍首相は「汚染の影響はブロック」という曖昧な言い方をしたので、「科学者は間違いだとは言えない」(神田教授)と言うが、ズルイ表現だ。現実はダダ漏れが続いている。
 



「日刊ゲンダイ」より転載



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基準超えの放射性物質検出、茨城 国営ひたち海浜公園

国土交通省関東地方整備局は23日、茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で、基準値を超える毎時0・25~0・7マイクロシーベルトの放射性物質を検出した。

整備局によると、検出されたのは、海浜公園内の松林や広場など3カ所。海浜公園は23日から1万2千平方メートル以上の区域を立ち入り禁止にした。除染作業で数値が下がれば解除する。

ひたちなか市では、これまでに市の測定でも別の3カ所で基準を超す放射性物質が検出された。



「共同通信」より転載




3年余も経過したけど、日本列島あちらこちらで基準値超え。
そのうち3.11版ゴジラが登場するかも知れない。
そのくらい、僕たちの国は放射能で汚染されている。
そうした事実が隠蔽され、人々は何事もなかったかのように暮らしている。
日本人てお人好しの国民性なんだろう。