STAP論文:「有力な仮説として検証の必要」笹井氏 | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

「原発なくそう ミツバチの会」の活動報告や事務局ノブクンの日々のつぶやきを発信しています。

記者会見の冒頭で謝罪を言葉を述べ、頭を下げる笹井芳樹発生・再生科学総合研究センター副センター長=東京都千代田区で2014年4月16日午後3時3分、梅村直承撮影
記者会見の冒頭で謝罪を言葉を述べ、頭を下げる笹井芳樹発生・再生科学総合研究センター副センター長=東京都千代田区で2014年4月16日午後3時3分、梅村直承撮影

 

STAP細胞作製をめぐる論文に不正が指摘されている問題で、責任著者である理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長(52)は16日、東京都内で開いた記者会見で「重大な過誤、不正があり、論文を撤回するのが最も適切な考えだ」と撤回に同意する考えを示す一方、「(細胞が刺激によって初期化され、多能性を持つという)STAP現象がなければ説明できないことがあり、有力な仮説として客観的に第三者が検証する必要がある」と強調した。


 一連の実験への自身の関与について笹井氏は「2012年に小保方さん(晴子・研究ユニットリーダー)らが投稿して却下された論文の書き直しの手助けをした。竹市雅俊センター長に強く依頼された」とした。



 説明によると、補強のための追加実験にも参加したが、約2年間の研究の過程で参加したのは、2012年12月以降、最後の2カ月だった。当初、著者に加わるつもりはなかったが、バカンティ米ハーバード大教授と若山照彦・山梨大教授に要請されて著者に加わった。



 不正を見抜けなかった理由については「小保方さんは研究リーダーであり、大学院生に指示するように生データや実験ノートを見るというぶしつけな依頼は難しく、問題を見抜くのは困難だった」と釈明した。



 小保方氏の採用にかかわった経緯に関しては「プレゼンをお聞きし、独創性や研究の準備状況を中心に詳細に議論した。(CDBは)挑戦的な研究を若手から提案することを求めており、珍しいことではない。小保方さんの場合、生物系の研究者としての経験が浅いとは思ったので、教育育成をする計画を立てていた」と話した。



 STAP現象については、「多能性を示すマーカーが光らないリンパ球から、光る細胞の塊になる様子を連続的に観察できている。人為的な操作はできない過程で、STAP現象を前提にしないと容易に説明できない。万能性を裏付けるためのキメラマウス作製でも、ES細胞などでは胎盤ができず、STAP細胞以外の細胞が混入したとは考えにくい」と解説。「人為的な操作が困難な確度の高いデータを見ても、特別な多能性が表れており、STAP現象があるというのがもっとも有力、合理的な仮説だ」と力説した。



「毎日新聞」より転載



関連記事を。


理研がヒタ隠しにした STAP再現「第1関門」突破の2人




小保方さん側の反論にタジタジ


イタチごっこ/(C)日刊ゲンダイ
■現象確認の細胞は中ぶらりん


 小保方晴子リーダー(30)が放った第2の反撃の矢が、意外な事実を浮き彫りにした。

 
 小保方弁護団は14日、STAP細胞の作製に成功した第三者の存在を〈理研も認識しておられるはず〉と告発する文書を発表。理研サイドも計14人の論文共著者以外に、途中まで再現に成功した研究者2人の存在を認めたのだ。


 今まで2人の成功例を公表しなかった理由について、理研は「問い合わせがあれば答えていた。隠すつもりはなかった」(広報担当者)と話している。


 
 2人はいずれも小保方氏の所属する発生・再生科学総合研究センターの研究員で、うち1人は論文の共著者で山梨大教授の若山照彦氏の研究室のスタッフに加わり、論文作成時に成功。もう1人は論文発表後に成功したという。理研は氏名の公表を控えた。


  2人ともマウスのリンパ球を使って小保方氏の作製手順を検証したところ、万能性を持つ細胞に特徴的な遺伝子が働く様子を確認。体細胞の初期化を示す、いわゆる「STAP現象」が見られたという。



「この時点で完全再現の第1関門を突破したことになります。次にSTAP現象が確認された細胞を別のマウスの受精卵に移植。生まれた子(キメラマウス)の体内に、最初のマウスのリンパ球と同じDNA配列の細胞が確認できれば、STAP細胞の存在を証明する大きな材料になるのです」(理研関係者)


  ところが、奇妙なことに2人とも第1関門で検証実験を中断。STAP現象が確認された細胞は冷凍保存されたまま、中ぶらりんの状態だという。なぜ、理研は完全再現をあきらめたのか。


 「上層部の高度判断です。これまでの検証をいったんリセットし、小保方論文より厳しい方法で、イチから検証をやり直すことにしました。しかも、理研内部の研究者が途中まで再現しても、完全な第三者の成功とは言いにくい。今回の2人が小保方氏が指摘した『第三者』かどうかは分かりません。そもそも彼女が言う『第三者』の定義が理解できず、何とも答えようがないのです」(理研の広報担当者)


  このラチの明かないイタチごっこはいつまで続くのか。
 



「ゲンダイネット」より転載



「不正」とは…[名・形動]正しくないこと。また、その行為や、そのさま。「―をはたらく」「―な取引」 goo辞書

どうも国語的な意味合いと科学的な意味合いが随分と違うようだ。論文不正という新聞記事を見ると、素人はウソとかでっち上げとかを想像するが、
STAP細胞問題で言われている不正とは違う。
STAP細胞は実在するようだが、それでも論文は不正だから撤回しろというのは、世間的には「ナントご無体な」と言いたくなる。

小保方さん、撤回なんかしちゃ駄目だ。
この「不正」問題に、今回の発見をなきものにしようという国際的な陰謀を感じてしまう者としては、小保方さんにエールを送りたい。