今日、福島には36万人の子どもたちが居住している。しかし日本政府が「安全」と主張している年20mSVの被ばく環境で育つ福島の子どもたちのうち、被ばくの影響を特に受けやすい女児(通常の5倍)は、今後毎年100人に1人の割合で癌に罹患し、10年後には福島に居住する女児の10人に1人が癌に罹ることが予想される。
また、複数国の原発作業員に関する疫学を用いた健康追跡調査によれば、原発作業員らは平均年2mSVの被ばくで癌を発症していることが分かっており、年20mSVの被ばくによる危険性が懸念される。米国の民間情報提供組織フェアウインズ・エナジーのイアン・ガーター研究員が米国国立科学アカデミーによる調査結果はじめ複数の調査研究結果を総合的に分析した結果指摘した。
今後女児を中心に多数の癌の発生が予想されることから、同じくフェアウインズ・エナジー所属のアニー・ガンダーセン博士は「原発事故はコントロールされている」と発言した安倍首相に対し、人々の健康を守るために早急な対策を取るよう求めている。
又、ビデオの冒頭でアニー・ガンダーセン博士は、昨年首都圏の放射線量の10倍にものぼる高放射線量が指摘された杉花粉の飛散による健康被害について、公衆衛生問題として一般の人々の健康を守る対策の実行に取り組むよう日本政府に求める発言を行った。酒の肴として食されている放射性のイナゴについても、その危険性を指摘している。
(要約)
● 元の記事:「10年後、福島にいる女児の10人に1人が癌に」
( « Fukushima dans 10 ans, une fillette sur 10 sera cancéreuse », MédiaPart, 2014.03.30)
http://blogs.mediapart.fr/edition/japon-un-seisme-mondial/article/300314/fukushima-dans-10-ans-une-fillette-sur-10-sera-cancereuse
英語による要約版/子どもを放射能から守る世界ネットワーク(World Network for Saving Children from Radiation、3月28日)
http://www.save-children-from-radiation.org/2014/03/27/cancer-risk-to-young-children-near-fukushima-daiichi-underestimated/
「フランス猫のNewsWatching」より転載
放射能汚染の危険性は厳しく対応する以外ない。
故郷帰還なんて安易に進めると取り返しの付かない事態になる可能性もある。
また放射能汚染された杉花粉の危険性にも要注意だそうで、外に行くときはやはりマスクつけないとまずいかも。
我が家の車は洗ってもすぐ杉花粉で真っ黄色に変色してるモンなぁ。